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大切なデータを守る!後悔しないために実践!『実務で役立つバックアップの教科書』

「バックアップを取得していますか?」と聞かれたとき、自信を持って「はい」と答えられるでしょうか?
その重要性は理解しているものの、面倒だと感じて後回しにしている人が多いように思います。そして実際にデータが失われてから後悔することもあります。
そこで、バックアップについて学べる本を書きました。この本を書いた理由と、対象読者、書籍の概要について紹介します。

この本を書いた理由

バックアップについて体系的に学んだ経験のある人はいるでしょうか?
単にデータをコピーすればいい、と考えている人はいないでしょうか?
バックアップしたデータを戻した経験はあるでしょうか?

データが失われる理由として、ランサムウェアなどのウイルスへの感染のほか、紛失や盗難、故障、自然災害などもあります。また、誤操作による削除、上書き保存などもあるでしょう。
これらについて、すべて同じ手法でバックアップをしてよいのでしょうか?

ITエンジニアとして仕事をしていても、バックアップについて学ぶ機会はそれほどありません。
ITパスポート試験や基本情報技術者試験などを受験すると、そのテキストでバックアップについて少し触れられているものの、多くても1章程度です。

実際にどのようなツールがあり、どのような手法を使うのか、意外と知らない人は多いものです。
そして、専門書として次の本はあるものの、大企業の管理者向けで、多くの初心者にとって読みやすい本ではありませんでした。

そこで、初心者でもバックアップについて学べて、具体的なツールの使い方まで学べる本を書こうと思いました。
昨年、私が刊行した以下の書籍に似たタイトルで、いずれも「これまでに意外となかった」シリーズの本です。

対象読者

バックアップを考えるとき、個人でのバックアップと、組織でのバックアップでは考えることが異なります。データ量も異なりますし、使うツールの種類も異なります。

個人の場合、扱っているデータの量は少なく、種類も限られていることが多いものです。写真や住所録といったデータであれば、最近はスマートフォンで保存し、クラウドに同期している人が多いでしょう。そして、それで十分なものです。

しかし、組織でのバックアップになると、そう簡単ではありません。
そこで本書では、ITエンジニアやシステム管理者、セキュリティ担当者、経営者などを想定し、組織でのバックアップについて主に解説しています。

もちろん、個人の利用者でも第1章で解説する「バックアップの考え方」は役に立ちますし、他の章もバックアップについて学ぶときには参考になるはずです。

書籍の概要

本書はA5版の288ページですので、私の本を購入いただいたことがある人にとってはよく見かけた形、ボリュームだと思います。

バックアップについて幅広く学べるように、以下のような目次で作成しました。

  • 第1章 バックアップの考え方

  • 第2章 バックアップに使われるツール

  • 第3章 バックアップに使われる技術

  • 第4章 世代管理

  • 第5章 データベースのバックアップ

  • 第6章 バックアップからの復旧

  • 第7章 可用性の確保

さらに細かい目次については、出版社のサイトをご覧ください。

まとめ

大切なデータが失われることのないように、まずはバックアップについて学びましょう。
そして、後悔しないために実践してください。

2025年2月19日の発売です。ぜひ予約をお願いします。


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