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「光さん」との闘い。ADDress生活【DAY5】

西八王子の銭湯に行き800円を支払い、意気揚々とズボンをずり下ろした瞬間パンツに経血。がっくりしながら近くの地場のスーパーで豆腐とカニカマと納豆を買って炒めたもやしを豆腐にかけたよくわからない私なりのパワーメニューをつくって食べた。

松の湯。2階の窓から女性がじーっと見ていて勝手に恐怖した

バックパッカーになりきって感覚スイッチをオフ!

甲府の拠点で会った、世界中を旅してきた非常にユニークな作家の方と話していて、鹿児島の湯治宿を案内してもらえることになった。のだが、教えてもらった宿の予約作業をしていたら、かなり年季が入っていてこれ二日間いられるかなと不安になる。
私は感情、感覚のスイッチをオフにするのが得意なのでどれだけ美しからざるところでも意識的にオフにすれば考えずにいられる。別の箇所・いいところに焦点を当てて、自分じゃない誰か、たとえば旅なれたバックパッカーになりきれば違和感を見ないふりできてしまう。

目的に立ち返ってみる

「うーんでも楽しそうだしなあ、どうしようかなあ」とよくわからなくなっているところに、ちょうどADDressで全国をまわっているかっこいいご夫婦が現れて、話しながら整理した。そして「あ、私アクティビティを楽しむために来てるわけじゃなかったわ。自分の感覚、感情に気づくために旅してるんだったわ」と思い出した。すぐ忘れる。

ご夫婦が分けてくれた枝豆

「光さん」に乗っ取られるまで

これまで自覚的ではなかったが、自分の感覚をオフにするときの体感?感覚はいつも似たものがあることに気づいた。まず目が死んで、次に息を吸って身体の奥の空間に「いやだ、こわい、前に進みたくない」という自分を閉じ込める。そこから別の人みたいなきれいな笑顔を貼り付けて「いいですね」と言う。それ以降はうるさい私は出てこない。もう別の人、怖いもの知らずでリスクを恐れずまず一歩踏み出してみるエネルギッシュで極端な光の世界の住人が私の身体を前にすすめる。

西八王子の部屋

これまで、私であって私ではない「光さん」が決めてきたことは少なくない。一番に思いつくのは家選び。あと突発的な不思議なメンツでの海外旅行など。光さんは、多くの人にとって大事な選択をまるで100円のコーヒーを買うみたいに軽く決めてしまう。そして光さんの瞬間的な選択の責任をとるのが決してエネルギッシュではない私なのだ。

真っ裸の自分として生きる練習の場

よくよく考えればこの1ヶ月会う人は私のお客さんになるわけでもなければ、長期的に関係をしていく必要があるわけでもない。相手の感情におもねって取り繕った自分でいる必要は全然なくて、むしろいないことになっているもともとの私(それがどんなものかはまだ見えてないが)として生きる練習の場なのではないかという気もする。
相手の中に答えを探さずできるだけどう感じるか、どうしたいか基準で人に接する。光さんにはお休みしていただいてびびりでいつも笑ってるわけではない私でありたい。

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私が起業している会社「セカミー」の掲載事例もよかったら。




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