そして行き着く先は天下一品なのである

男には、歩きたいときがある。

こんなダイバーシティの時代に、”男には”なんて言葉、そんなことを言っては角が立つのかもしれないが、男には、歩きたいときがたまにある。
考えを整理したいとき、まっすぐに家に帰りたくないとき、ちょっと小腹が減っているとき。

どこで飯を食おうか、どこで金夜を過ごそうか、そうこう考えながら寒空を歩く。明日は最高気温4度、最低気温4度の寒い日になるらしい。

神宮前から、新しくなった渋谷パルコをながら見し、行き交う男女を横目に道玄坂を登る。

自分の判断は常に正しいと言えるのか、それは1年後も振り返って正しいと言っているだろうか。

気づけば歓楽街の光は消えて、大通りでは車のライトが目まぐるしく通り過ぎていく。

十年来の先輩が、会社をバイアウトしたらしいという話をSNSで見る。自分事のように嬉しい。2人とも若くして野望を抱いて中国は上海に赴任をし、仕事もさることながら一緒に遊びたおしまくった先輩だ。嬉しさと、その先輩とのメッセが止まらない。

246を池尻大橋も越えてまっすぐ歩くと、三宿の交差点が近づいてくる。

本格的な冬が近づく花の金曜日、一人の男が金曜に行き着く場所、そう、それは他でもなく、天下一品なのである。

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やりすぎました こってり&チャーハン。

げふぅ。

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