年の瀬に”ラフティングレーサー”増田貴元の自己紹介をしてみる | 仕事と趣味への向き合い方
noteの更新は久しぶりになります。
今回は、これまでやっていなかった自分自身の紹介をしてみました。
なぜこのような投稿をわざわざ2022年の年末になって行うかというと、この2022年はありがたいことに様々な場所に出させて頂いて、多くの方にお会いする機会がありました。
その時に”ラフティングレーサー”という肩書きについても興味を持っていただける方がいらっしゃったので、改めて自分の気持ちをお伝えする機会が持てればと思いました。
実はnoteでの初投稿時にも簡単に紹介しているのですが、これはラフティング愛好家や自分と近いコミュニティにいる方でないとご理解いただくことは難しい内容だったかと思いますので、改めてといった感じです。
まず初めに、レースラフティングとは?
ラフティングというスポーツですが、一般的に認知されているのは自然の川で行うアクティビティとしてのものかと思います。
実は丁寧にラフティングをwikiにまとめて頂いている方がいるので、一読頂くとわかりやすいです。
その中でもメインで取り組んでいるのが、
です。
文字ではどんな競技か伝わりにくい点もあるので、是非動画でもご覧ください。
(出演は国内のトップ選手小泉選手です)
これは、国内でも多くの選手が大学生になる18,9歳で競技を始めますが、自分も所属していた拓殖大学の探検部という部活動でこのスポーツと出会います。
探検部という部活に引っかかった方もいるかと思いますが、平たく言うとアウトドアにおける様々な活動をしている部活でそのフィールドは川に限らず、山、海、海外と多岐に渡ります。
(実は探検部自体も歴史的な背景があるのですが、それは長くなるので別の機会に、、、)
そんな中で情熱的な先輩方に引き込まれる形でレースラフティングと出会います。
(競技にのめり込んだ理由は前述の記事にありますので、ぜひ併せてご覧ください)
大学卒業後、社会人競技者になるまで
学生のうちは特に大きな実績をあげることなく卒業を迎えました。
レースラフティング自体はまだまだ競技人口の少ないスポーツではあるので、多くの選手が大学卒業を機に競技を引退します。
競技を続けていたとしても競技に携わる頻度を大きく下げた愛好家となります。
自分自身も新卒で入社した広告系のベンチャー企業で仕事をしながら、年に1、2回だけ学生時代の仲間と集まり川下りを楽しむ選手になりました。
仕事は営業職であったこともあり、数字の目標に対するプレッシャーで精神的に追い込まれていたことを覚えています。
その様な中で週末も落ち着かない日々が続き、完全にレースラフティングからは距離ができていました。
1年ほど経った時に、たまたまレースに出る機会があったのですが、その時に感じたのが、日頃のストレスから解放される様な感覚でした。
これは、体を動かすこと、自然の中に身を置くことが良い影響を与えてくれたのだと思いますが、自分はさらにレースラフティングにある”仲間と意思通わせる”という点が自分自身を解放してくれた様な気がしました。
この経験から、競技を続けることが日常生活にも好影響があると感じて、社会人でありながら競技を続けていくことを模索します。
その中で以前よりも頻度を上げながら、平日は会社に勤め、週末は競技に取り組むことにしました。
実はその後一度、プロの競技者を志しますが、実現には至らず社会人競技者として今に至ります。
転職を経て、現在のスタイルとなるまで
その後、転職をしながらも広告系の仕事を約9年続けてきましたが、2020年を機に現職の株式会社ヤプリでカスタマーサクセスマネージャー(CSM)として働き始めました。
ヤプリに入社をする前年から大きく2つの取り組みをスタートさせることになります。
一つは、レースラフティングの社会人チームを本格的に運営することにしました。
これまで社会人としてレースに携わる中で毎回レースの度に寄せ集めでその場限りのメンバーでレースに臨んでいたのですが、その取り組みに限界を感じたことと、自分以外にも社会人でも真剣に競技に向き合いたい選手がいることに気がついたことから始めました。
ラフティングレースチーム「HORU」という団体ですが、20名ほどのメンバーに恵まれて今では国内の有力チームに成長してきています。
もう一つが、リバーガイドとしての活動です。
一般的にはアクティビティとして行われる”ラフティングのガイドさん”と言うとイメージが湧きやすいかと思います。
レースのトレーニングの場でもあった東京都青梅市にある”みたけレースラフティングクラブ”でご縁を頂いてガイドの活動もさせて頂いています。
ガイドを始めた理由として、一番大きかったものが、
という気持ちでした。
自分ほど追い詰められることは稀かもしれませんが、日頃の生活のストレスを発散する場として、ラフティングは最高のコンテンツだと考えるようになり、それを最大限に伝えるには自分自身がガイドをして、知人を招待することが最良だと思って取り組むことにしました。
最初は、ミスばかりでしたし、今でも一人前には程遠いですが、ガイド歴も3年目になり、家族や仕事仲間が毎年遊びに来てくれる様になりました。
そんなこともあってか、ありがたいことにお仕事の機会の中でも「SNS見たんですが、ラフティングやってるんですか?」と聞いていただけることが増えてきました。
ラフティングの経験が仕事にも生きる
これまで自分は自分のためだけに”ラフティング”に”レース”に取り組んできました。
でも、今になって”仕事の経験からラフティングにつながって、またラフティングの経験が仕事に繋がる”というサイクルが生まれ始めました。
今の会社に入って仕事をしていると、全く意識をしていなかったのですが、「増田さんのお話わかりやすいです」と言って頂けることがありました。
ある時、会社が主催するイベントの中でも年間最大の「Yappli Summit」というものがあるのですが、この中でトークセッションのモデレーターをやらせて頂けることになりました。
自分としても新たな取り組みとして、やらせて頂いていますが、この様な登壇をさせていただく際に”何か”と似ている感覚になりました。
実はそれが、ラフティングのガイドをする際に行うお客さんへのトークだったんです。
ラフティングでは、スタートする前に安全対策の説明をします。
現代では多くを動画で見て頂けるのですが、本当に重要な部分は再度スタート前にガイドが実演を交えながらお話しします。
その際に重要なことが”皆にちゃんと理解されていること”です。
一人でも聞いていなかった方がいると事故につながる可能性があるので、特に自分が話している際のリアクションに気を遣いながらお話します。
特にお話しする方と目が合うかどうかは大事なポイントで、目が合って頷いていただけている方には、しっかりと理解いただけていることが多いのですが、この無意識に目線を合わせて会話をすることが実は登壇する際にも生かされていました。
重要なことを話す場面や、まとめの話をするタイミングで聞き手の方にアイコンタクトを取るところは壇上でも川の上でも全く同じで、その際には勝手に声に抑揚が付くようになっていました。
それが結果的に、わかりやすいと言っていただけたのかなと思います。
業界内のプレゼンバトルイベントに出場
そんな経験が積み重なり、社内のイベントに毎年登壇させていただく機会が増えましたが、カスタマーサクセス界隈で行われているプレゼンバトルイベント「カスタマーサクセス天下一武闘会」なるものに会社の代表として、出場させていただくこととなりました。
書類選考をなんとか通過し、準決勝、決勝はYoutubeでライブ配信される形式でのトーナメント戦になります。
”叩いてかぶってジャンケン”と言われる一人、イロモノ感出ているビジュアルですが、会社の方々がラフティングレーサーとしての自分を認知した上で応援して頂ける状態に胸が熱くなりました。
本番はどんなプレゼンだったのか良かったアーカイブご覧ください。
結果、準決勝は勝利できたものの、決勝で敗れ準優勝となりました。
会社の多くの仲間と協力して掴んだ準優勝を皆喜んでくれたことも嬉しかったですが、ラフティングを通して知り合った方々がこの配信を見て、応援していてくれたことも喜びをより大きなものにしてくれました。
さいごに
長々と取り止めもなくお話ししてきましたが、自分がどんな人間か伝わりましたでしょうか。
これから自分が何をしたいかというと”ラフティング”という最高のコミュニケーションツールを使って、仕事もレースも垣根無く、成長をしていきたいと思っています。
仕事としては、話をしてお伝えすることをより深めて、お客様により良い情報をお届けすることがカスタマーサクセス職として一つのモデルケースになると思っています。
社会人競技者としては、更にチームの結束を深めて、より高い場所へ連れていくこと、"海外に挑戦すること"で実現に近づくと考えています。
そして、ガイドとしてはこの競技と仕事の架け橋となるサイクルを回す役割として、これからも多くの仲間、知人を川という自然のフィールドに触れていただく機会を作りたいと思っています。
もし、この記事を読んでいただいてラフティングに興味を持って頂いた方がいらっしゃったら、各SNSからのDMでも結構ですので気軽にお声掛けいただけたらと思います。質問も大歓迎です。
少し寒い年末ですが、暖かくなってきたら、一緒に自然を満喫しましょう!!
最後まで見て頂いてありがとうございました!