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柚木沙弥郎さん①

こんにちは。
昨日はお店が休みだったので、NOTEもお休みでした。
また今日から投稿しようと思います。

さて、弊店のパッケージロゴを描いて頂いている
日本を代表する染色家の【柚木沙弥郎さん】について今日は書いてみようと思います。

柚木沙弥郎さんについてのプロフィールや仕事・作品については貼ってあるリンクから見てください。

まず、私が前職を辞め産地でのお茶の勉強を終え、横浜に戻りお店を手伝っていく中でお茶のうつわに興味が出てきました。
利休や織部などの本を読んでいたので、自然と樂焼きが好きになり特に長次郎・光悦・半泥子が好きで各地に色々と見に行きました。
伊賀焼の破れ袋は何度見てもすごいなと思います。

そして、そのうち自分でも作ってみたいなと思う様になり近所の陶芸教室に入りました。
そこで先生が持っていた、魯山人などの本の中に河井寛次郎の本を見つけ衝撃を受けました。
そこから民藝をよく知りたいと思う様になり暇を見つけては、宗悦全集を図書館で借りたり、京都の河井寛次郎記念館、駒場や大阪の民藝館、静岡の芹沢銈介美術館、倉敷の大原美術館など他にも色々と民藝を巡る旅をしていました。
横浜なので野毛山動物園の前の歩道橋や地下鉄の水飲み場などにも子供のころから触れていましたし、前職の社長がバタフライスツールを使っていたとうこともあり、宗理デザインは自然とまわりにありました。
棟方志功は勝烈庵の人だという認識でした。

そうこうしているうちに、型染で芹澤さんに似てるけどちょっとポップというか洋風な匂いのするものが気になるようになり、調べてみると柚木沙弥郎さんという方の作品だとわかりました。
おそらく初めて見たのは【リスボン坂道】だったと思います。

そこから柚木さんの展示があるとよく見にいくようになり、いつかお会いしてお話をしてみたいなと思う様になりました。

地元盛岡に戻り、有名民藝店で働いていた前職の同僚から『今度うちで柚木さんの展覧会があるよ』と教えてもらったのが、確か今から10年前の2014年だったと思います。
丁度、岩手県立美術館でも柚木さんの展覧会があり、講演会もあるとのことだったので急いで深夜バスのチケットを買い盛岡行きを決めたことを思い出します。

岩手県立美術館で講演を聞き、次の日に盛岡の有名民藝店での展示を見に行ったのですが、まだ時間が早く同じ敷地内にあるコーヒー屋で飲んで待ってようと店内に入ると、柚木さんご本人もコーヒーを飲んでいてビックリ!
お店の外に出るタイミングの時に話しかけ一緒に写真を撮って頂きました。
これが初めてお会いしたときで、その後は民藝館や松濤のギャラリーでお逢いするたびにお話をさせて頂き、そのうちお手紙でもやりとりをしてもらえるよいうになり、いつかウチの店のパッケージをお願いしたいですとしつこく言っていたら、多分2018年だったと思うのですが、突然大きくて薄い段ボールが届き差出人が柚木さんだったので、まさか!と思って箱を開けると絵が2枚入っていました!!

『気にいったら使ってください』と添えてあり、子供が産まれた時を除けばこの時が今までで一番嬉しかったと思います。

早速お礼のお電話をし、今度直接お礼をしに伺いますと約束をしました。

※ちょっと長くなってしまったので、今日はここまでにしてまた今度続きを書きたいと思います。

弊店のオリジナルブレンド茶のパッケージ①


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