【活動日誌#01】妙高GT・東京農業大学ゼミ合宿/SNS世代の公共性は薄汚れたおじさん落涙のほろにがあまずっぱ青春ラプソディなのか
こんにちは。ニイガタコラボレーターズの増田です。
先日、妙高グリーン・ツーリズム推進協議会にて東京農業大学のゼミ合宿の受け入れを実施しました。
参加者は総勢48名で、妙高グリーン・ツーリズム推進協議会が担当したのはプログラム2日目のグループワークのセクション。グループワークのテーマが「農村教育の課題解決」とのことで、農村部の課題について事前学習やグループワークを通じて理解を深め、意見交換を通して多角的な視点を養うことを目指します。
プログラムの第1部では妙高からプレゼンテーションが2本。
1本目は妙高グリーンツーリズム推進協議会の舘野局長から協議会の取り組みについてご紹介。
2本目は妙高市の鳥獣対策の専門員の福島さんから妙高での暮らしと鳥獣対策、狩猟についてのプレゼンテーション。
第2部ではプレゼンテーションの内容を踏まえ、チームに分かれて地域課題解決のためのディスカッションを実施。
認知度の向上や既存のネットワークの活用など、ディスカッションの中からは実際の実行の可能性も見えてくるようなアイデアが次々と挙がっていました。
そしてこのゼミ合宿、なんで妙高をデスティネーションに?っていうところ、気になるところですよね。実は行き先を妙高に設定したのは学生さん主導で、東京農業大学の鈴村源太郎先生の編著『農村漁村宿泊体験で 子どもが変わる 地域が変わる』という本を読んで興味をもったとのこと。書籍では、妙高グリーン・ツーリズムの取り組みが紹介されおり、そのプロジェクトの構成や地域のバックアップ体制に感銘を覚えて現地を見てみたいと思ったとのこと。もうこれ、接点として嬉しすぎますよね。ほんとに。
また、妙高を訪れての感想を聞いてみると、特にグリーン・ツーリズムについてはその取り組みを推進する施設と町と人が揃っていて協力しあっている感じがすごい、と熱く語ってくださいました。妙高のみんな、新潟のみんな、聞いてよこれー!!こういうとこめちゃくちゃ大事よー!!!!!
ここからはワタクシ個人の感想的に。
今回のディスカッションでは「グリーン・ツーリズム協議会の受入校を増やすために」「獣害対策」「その他地域課題」というテーマが設定されたのですが、その解決策として学生のみなさんが提示しているアイデアのひとつひとつがかなり具体的で実践的というか、実行したらしっかりとインパクトが出てくるだろうなというものになっていました。
じゃあそこでそういうアイデアの障壁になっているのって何かというと、多かれ少なかれ「大人の事情」だったりするんですよね。ありがちなシーンとして、こういう学生さんの話を聞いて、「いいアイデアだけど、そうは言ってもねえ、、、」っていう感想が挙がってくるというところ。よく見ますよね。
はい、ストップ。
「そうは言ってもねえ、、、」のところ!!!
ここにあるアイデアの実行をブロックするファクターってだいたい大人の事情だったりしません?よくあるのが、予算の制約、手続きの複雑さ、既存の利害関係の衝突、部署を跨った施策の連携、、、大人なら嫌というほど見てきたところですよね。
で、こういうところをしなやかに越えていける超えていける何か、みたいなのが発生した時にきっと半ば奇跡的にというか、美しい形で解決策って生まれてくるんじゃないかなと。サッカーのゴールみたいな感じ(わかりにくいたとえですんません)。
でも可能性としてはある。あるんですよ。大いに。やりゃできるはずなんです。
ってのはね、上記「大人の事情」って実は実態としてはなんかもやっとした雰囲気みたいなもので、ある個人が「あ、じゃあAの部署とBの部署の間を調整するの自分がやるんでいい感じに進めておきますねー」みたいにスルスルッと解決したりしちゃう可能性があるんですよ。なんていうのかな、具体的で物理的な障壁じゃなくって、なんとなくの心理的だったり前例がバイアスになっての壁。みなさんのまわりにもいません?そういう突破力を持っている人。
そういう壁をしなやかに乗り越える価値観、そういうのを今の大学生とか、若い世代からすごく感じるんですよね。「え、なんか普通に考えたらこうじゃない?だからこうすればいいよね」っていうのがとってもナチュラルで、けっこうその目線の公益性が高いというか。
「みんながこうしたほうがふつうにいいですよね」っていうナチュラルボーン公共の福祉的で、それはSNSネイティブの世代の生み出した美点でもあるようにワタクシとしては思います。そして、自分も地域おこし協力隊という立場でそういう新しい価値観をしなやかにカタチにしていけるような働きをしていかないとなーと。
と、そんな感じで思うところがいろいろある体験となりました。
こんな感じでこれからも活動報告をつらつらと綴っていこうと思います。オスオス。