見出し画像

【活動日誌#08】新潟プレミアサロンで講演したよ/課題感から地方を見るのは入口としてはそうなのかも知れないけどそれが希望とかワクワクにたどり着いて欲しいよね

こんにちは。ニイガタコラボレーターズの増田です。

ということで、新潟プレミアサロンというイベントで地域おこし協力隊と上越妙高エリアの可能性について偉っそうにハチャメチャな上から目線で講演してきました。

会場は銀座にあるTHE NIIGATAという新潟県の情報発信スペース。

THE NIIGATA。オシャレです。オシャレすぎてお腹が痛くなりました

イベントの内容としては「地域おこし協力隊先進県、新潟!」がテーマ。さらにピックアップエリアが上越妙高エリアということで、妙高を拠点にするワタクシと隣の上越市で活動しているコラボレーター仲間の石崎さんが講演、あわせて関係市町村のブースでいろいろお話ししたりグルメに舌鼓を打ったり。

石崎さんの講演。石崎さんらしい森の未来のビジョンのお話。たのしい。
新潟県知事の花角さんにご挨拶する機会もいただけました。新潟で起業して住民票も新潟に移して新潟にいっぱい税金落として貢献しますとお約束しました(本当です)

そんな感じでメディアの方も多くお越しいただいていてイベントの合間に取材を受けたりいろいろ情報交換をしたりと楽しい時間を過ごしました。取材に基づいた記事はなんかたぶんそのうちどっかで出ると思うのでまた紹介します(取材する側される側双方を経験するとわかるけど、取材される側に「いつ記事になるかどういう形で記事になるか」ってびっくりするくらい情報が降りてこないんですよね)。

で、そんなこんなで、講演の内容としては、だいたい下記みたいなことを話しました。

1:地域おこし協力隊って「行政」「民間」「個人」「地域」の4つのプロパティを行ったり来たりして活動が実施できるから地方で何か社会実装したいアイデアがあるならめちゃくちゃチャンスあるポジションだよ

2:そういう社会実装をやるプレイヤーも少ないし、人口規模感と行政のコンパクトさから都市部よりアイデアが形になりやすいからめっちゃチャンスあるよ

3:で、そういう社会実装ってだいたい都市部の知見ある会社がプロポーザルでかっさらっていく現状があるからローカル発信で同じことできるとたぶん無双できるよ

4:上記もろもろを柔軟に受け入れる行政の体質が新潟にはあるから新潟サイコーだよ、お米もお酒もおいしいしみんな優しいし

5:で、そういう新潟の地域特性って世界から見た「ニッポン」のイメージとだいぶマッチするから一次産業ベースで観光のブランディングと説得力とストーリーを構築して世界規模のデスティネーションとしてのプレゼンスを上げていこうよ

そんな感じ。大風呂敷っぽいですが実はかなり本気です。グリーン・ツーリズム観点で海外と戦っていきたいんですよ。なんならボルドーでワイン作り見るみたいに新潟で酒作りを見るとか、価値は同等じゃないすか。誰かワタクシを海外視察に連れて行って。

講演資料から。いろんな立場をツール的に横断活用して施策実現に向かう的な。これほんと自分にめちゃくちゃ向いてると思う(どこ行っても爪弾きものという意味で)
これも講演資料から。お米、お酒。雪国。いや、それだけ言えばよくねってくらいのプレゼンスよ新潟。グローバルに。

と、そんな感じで壮大な話をしましたが、最近とみに思うのは、「地方に目を向ける契機が『課題感』から」みたいなかたち、結構なんていうか、言葉を選ばずにいうとうんざり感があって。

いや、なんていうか、地域の課題をイノベーションとかDXとかコミュニケーションデザインとかで解決、みたいな文脈。いやまあ、確かにそりゃそうなんだろうけど、もともとのその地域の住民にしたら、実は課題としては確かにあるんだけど、別にそれ、無理やり解決しようと思ってなかったり、『課題は課題として認知していても、将来ネガティブな結果になるかも知れないけれどもそれを静観して受け入れている』みたいな心的態度でいることも多いです。かなり。平たく言えば、課題解決とかを「おしつけがましい」って見る向き、少なからずあります。ワタクシ地域おこし協力隊なのですが、「地域は起こされたがっていないかも」というパースペクティブは常に持っていないと危険だと思います。寝かせておいてくれって思ってる人も多いのです。

たとえばさ、ワタクシは走ることが好きでして、日常的に10kmジョグとかしてます。で、そんなワタクシが全く走る習慣がない人に、「走った方が健康!さあ早く今すぐ10kmジョグ行こう!運動習慣あるのとないのだとある方が正義だよね!正しいよね!メリット大きいよね!」って手を引っ張ろうとしたら「いや何言ってんのこの健康バカがクソだりいな」と思われるだけで。そうでしょ?

だから、入口としては課題感であっても、その地域の現状に寄り添って、ワクワクする未来を共創して描いていくような形になっていってほしいなといま思っています。そして、自分も地域の活動においては、「外からの正論の押し付け」にならずに、受け入れたネガティブな現状はそれはそれで認めつつ、そこから描けるワクワクする未来を一緒に考えてみるみたいな形を大事にしたいなと。

と、そんな感じです。なんか、課題解決とかって理屈ではできちゃうんですよ。理屈では。で、それができないのは、田舎特有の人間関係とかしがらみとかそういうので解決策がリジェクトされて、とか、論理で言うと一方的に田舎が悪いみたいにされがちですが、それ、その解決策の持ってきかたとか、未来の描き方とかその伝え方とか、地域の人との関わり方みたいなのに起因している部分もあるんじゃないかとか思います。

コミュニケーション不全を受け取り手のせいにするんじゃなくて、他の伝え方とか、もっとよいシナリオとかストーリーテリングの手段があるのかも知れない。そんなふうに考える方がワタクシは好きです。

そんなこんなで、素敵な未来を描いていきましょうとか思います。
みんなでね。

おまけ。県知事と名刺交換する上杉景勝公。さすがは御屋形様、現代のビジネスマナーもわきまえた常識人にて候。尊い。極めて尊い。

あ、あと記事を読んで面白かったらフォローとスキで応援お願いします!
フォロー数が増えるごとにどんどん口が悪くなり、フォロワー1万人を達成すると空前絶後の大炎上に辿り着くかも!?
みんなの力で増田を盛大に焚き上げよう!応援よろしくな!

いいなと思ったら応援しよう!