Macユーザーのための法人登記ガイド
前提条件
01.注意すること
ICカードリーダーはiPhoneがあっても必要(2023/10/24時点)
マイナンバーはiPhoneで認証できる。
ゆえに、ICカードリーダーなんていらないだろうと思っていた。
しかし、登記申請を提出するソフトではまだiPhoneでの認証に対応していない。
悔しいが、ここは購入するしかない。
ICカードリーダをテキトーに買わない
公的個人認証サービスが認めているカードリーダを買うべし。
なぜなら、私は999円の安いものを買ってソフトが認識できなかったからである。
マイナンバー対応とか書いてあっても、ソフトが対応しない場合があるので注意。
Adobe Acrobatの有料は入らなくてもイイ!
ある記事には、課金しなければ電子署名できないみたいな言い方がされている。
しかし、色々記事を探るとどうやら無料でできるみたい。
発起人が複数いる場合は電話で確認
発起人が複数でいる時などの、非デフォルト対応のときは記事を探しても中々見つからなかったり、明確に定義していることが少ない。
それゆえ、電話で確認してしまったほうがいい。
02.オンライン申請の流れ
シンプルだが法務局の情報を基準に考えるといい。
なぜなら、情報(時間ぐちゃぐちゃ)が多すぎてどれが正しいのかわからなくなる。
①電子定款の作成
発起人が複数いる場合、実質的支配者による申告書も必要になる。
②公証人にメールで定款を確認してもらう
③定款に電子署名をする
ここが1番面倒。
Macではできない。
Parallels(14日間無料)とAdobe Acrobat(7日間無料)を使用することでMacでも突破できる。
ParallelsはMac上でWindowsを起動できるソフトである。
これはかなり便利で、買い切りもあるので正直買っても後悔しないソフトには十分なると思う。
Parallelsを使用してWindowsを行うと、ICカードリーダーがMacの方でしか認識されていないことが起きる。
その場合は、Parallelsの環境設定→
設定後に一度Parallelsを終了させて、再度起動することでWindowsでも使えるようになる。
電子署名は主なやり方は2つ
①マイナンバーカードでPDFに電子署名する手順
(「Adobe Acrobat DC」「PDF署名プラグイン」利用)
②マイナンバーカードでPDFに電子署名する手順(フリーソフト「JPKI PDF SIGNER」利用)
僕は①で行ったので、①で苦しんだことを説明する。
なので、迷っているなら①で行ったほうがいい。
まず、僕はWindowsでの操作を極力減らすため、Mac上で電子署名をしてGoogle Driveに電子署名付きの電子定款を入れる方法をとった。
そのやり方がこちら。
この方法で「あれ、できない」となったらこちらを参照するといい。
→エラー解決方法が載っている。
④定款手数料の支払いをする
⑤テレビ電話による公証をお願いする
この時点で、電子定款、申告書+紙の定款、印鑑証明書(3ヶ月以内(実質的支配者のみ))、個人証明できるもののコピー(運転免許証など)(実質的支配者のみ)