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「玄関☆結界」を強化する魔除けとしての「鏡」!?
「鏡よ鏡、世界で一番美しいひとはだあれ?」
白雪姫に出てくる義母が魔法の鏡に向かって言う言葉ですね。
そして鏡はいいます。
「白雪姫です」
と真実を語ってしまうところから、継母は「キィー」となって嫉妬心をもやし、白雪姫抹殺のためにいろいろなことをたくらむという物語でした。
ここで登場する鏡は「魔法の鏡」です。
そして継母が白雪姫に嫉妬してしまった心をそのまま正直に映し出しました。
僕的には、継母もきっと綺麗な女性だったんだろうなと思うのですが、嫉妬に狂ってしまったがために、最後は醜い老婆になってしまいます。
「鏡」といえば、まっさきにこの白雪姫を思い出しますが、この物語にもあるように「鏡」は真実を映し出すのです。
神道でも、三種の神器として穢れなき魂を現す「玉」、穢を切り裂く「剣」、そして、神を太陽にように光り輝く存在として、それを映し宿す「鏡」があります。
鏡に自分を映し出すことで、神と自分が向かい合い、心が穢ていないか確認するためのものでもあります。
また、ギリシャ神話で有名なのは、メドゥーサですね。
メドゥーサはとても美しい娘であり、特に美しい髪を持っていました。
彼女は女神アテナの神殿で、海神ポセイドンと交わったため、アテナの怒りをかって、醜い姿に変えられてしまいます。
美しい髪の毛は、一本一本が蛇となり、彼女の姿を見たものはすべて石となってしまいます。
タイタンの戦いで、タイタンは鏡を武器として使い、メドゥーサに自分の姿を見せ、石にすることで勝利します。
このように「鏡」は、古来から真実を映し出し邪を退けるという力があることされてきました。
西洋東洋問わず長い歴史で使われてきた、魔除けアイテムなんですね。
この「鏡」を玄関に置くことで、穢を入れないための結界力は倍増します。
仕事や学校で疲れて帰宅したときも、玄関を開けてワット数が高くて明るい照明をつけた後、鏡を見ます。
鏡に写った自分の目を見て、ニコッと笑って
「おかえりなさい。今日もお疲れ様」
と、自分自身に声をかけてあげましょう。
これで驚くほど、疲れや穢、軽度の生霊から悪霊までとれます。
つまり、マイナスエネルギーが取れてしまうのです。
不思議なんですが、偽物の自分になっていたり、疲れがひどかったり、強烈なマイナスエネルギーの影響がある場合は、鏡に写った自分の目を長く見ることができなくなるのです。
なので玄関で鏡に写った自分の目を見て、ある程度、状態を知ることができます。
今日は比較的元気だなとか、けっこう疲れているなとか、重いマイナスエネルギーを背負ってるぞとか、わかるようになってきます。
把握した後に、鏡に写った自分に、笑顔を作って「今日も頑張ったね」「おかえり」「お疲れ様」など、声をかけながら自分の目を見続けることで、ブルッとしたりザワッとすれば、リセットされたということなので、室内に入っていいでしょう。
これから、あなたを癒やし活力を与えてくれる神聖な場所に入っていくのです。
儀式だと思って習慣にするといいと思います。
あなたが作ったあなただけの特別な空間に、俗世のことは置いて入ってくださいね。
また、お客さんがきたときにも、同じように効果を発揮することでしょう。
このように、「鏡」は結界の力があることがわかりました。
信じる信じないはあなた次第ですが、知識として知っておくことは大切です。