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妻のペペロンチーノと日曜日と幸福感
妻がペペロンチーノのを作るというので、
僕はいきつけのパン屋さんでバケット買いに出かける。
あとスーパーで生ハムとチーズ、アヒージョのためにマッシュルームも忘れずに。
赤ワインは家にあるから大丈夫。
日常の生活のなかで、僕はこの、妻がペペロンチーノを作る日がとても好きなんです。
それが日曜日となると、さらに幸せな気持ちになります。
フリーで仕事をしているので、休日感覚が薄れてはいるものの、
なんだかとても僕のなかで日曜日らしい日曜日になるんだよね。
買い物をして帰宅するまで頭の中では、マックス・ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番の第2楽章がながれていて、胸が一杯になるほど幸福感で満たされる。
ブルッフは、ブラームスと同じ時代に活躍したドイツの作曲家で、独身を貫いたブラームスとは対象的に、ブルッフは4人の子供に恵まれる。
そこがよく、ヴァイオリン協奏曲第1番の第2楽章にあらわれている。
家族を持つ幸福が溢れてくる。
いっぽう、ブラームスのヴァイオリン協奏曲は、とても激しく切ないです。
聴き比べると似ていながら真逆で面白いです。
そんな日曜日でした。
ヒラリー・ハーンのブルッフ、ブラームスのヴァイオリン協奏曲。
ブルッフの第2楽章は9:14からです。