2日連続
9月25日と26日は、2日連続で三島駅近くにてお出かけしました。
やっぱり、相手がいることだから、と考える用事は、自分だけ良ければいいというわけではありません。
相手の人がどれだけ喜んでくれるか?を敬意として表すのが大事なんです。
だから、普段着ではいけないわけで、着物であれば何でも良いという理屈は、通用しないわけです。そういうときに、外出着としての着物、つまりフォーマルな着物が必要なんだと思う。
そんなわけで、外出着として着られる着物の代表選手は訪問着ですが、私は小振袖も視野にいれています。小振袖のほうが、訪問着より得した例は、結構ある。
まず初めに、水曜日に着用した、訪問着。
付下げと区別が難しい、際どいところですが、紫のたらしこみが、衽と前見頃に跨っているので、訪問着にいたしました。
最近、特徴がわかりにくい訪問着が圧倒的に多くなり、付下げと訪問着の境界が曖昧になってます。
本来は別個の着物なんですが、統一しようと思っているのでしょうか?
着用目的とか全然ちがうから、しなくても良いと思うのですが?
いずれにしても、仕事着として、高い能力を発揮してくれるのが訪問着の良いところです。
帯を選ばないので、帯を変えればいろんな場所にきていくことができますよ。
そして木曜日。今度は小振袖にしました。
オレンジに、流水や霞、青海波、菊をいれた、本当に古典的な柄の小振袖です。
訪問着と、順位は同じですが、こちらのほうがおしゃれという感覚も入ってくる気がします。
もちろん敬意も示すことができますが、ちょっと派手というか、仰々しいかな?と思われるシーンもあるでしょう。例えば講座を受講するとか、講演会を聞く場合などは、小振袖はすこし派手すぎるという印象も、あるかもしれません。落ち着いた感じの小振袖もたくさんありますので、そちらを使う方もいるかもしれませんが、私は訪問着と小振袖を使い分けるほうがすきです。
ちなみに、振袖は袖を切れば訪問着となる、という変な噂がありますが、この写真のような小紋柄の小振袖の場合は、訪問着にはならず、小紋になります。理由は、同じ柄を繰り返して入れてあるからです。最近は、小紋柄の振袖も流行ってますね。
いずれにしても、2日間三島市にてお出かけしてきましたが、着る目的をかんがえる、というのは、やはり着物ならではですね。それもよく考えさせられました。
2日間、着物ででかけてなかなか楽しかったです。
それでは、今日はこの辺で、とっぴんぱらりのぷう。