大事なお金の話をどれだけ考えているのだろうか

円安ですね
円安ってことは国の価値が下がっているってことです。
アベノミクスって一言で言えば円安誘導、大規模な金融緩和、大量に円を流通させたのですが、お陰でトヨタが黒字になったなんてことが言われています。インバウンド需要を呼び込み、雇用状況が改善して、デフレ克服とか成長の循環が生まれるはずでした。

それが今どうなっているかというと、給与は上がらないことに加えて円安でドルベースの給与水準はダダさがり、円安でAppleが高嶺の花、人口減少で労働参加率が下がることは明らかなのに対策が打てず、適材適所とは言えない労働市場であまたりは慢性化、これでは長期にわたって日本株の保有を計画して投資する外国勢はいないでしょう。

そういう将来が暗い国ですよ
優秀な経営者がいなくなりつつあり、社長も従業員も下町ロケットか陸王みたいに目の前の仕事に夢中、円ベースで少し儲けを出したところでドルでは売上減少となるわけですから買収しやすい、つまり自分のことだけやっているといつのまにか望まない買収にあったりするかもあるでしょう。買われるならまだしも見捨てられる、資金不足で研究開発も出来ず中国に抜かれる、などありますよ、可能性として。

売上のためだけの仕事ならやるべきではなく、将来のために仕事をすべきですが、そのためにはもっとお金の話をしなくてはならないと思います。

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