【2600字】ゴスペラーズ「1, 2, 3 for 5」は、究極のキャラ萌えソングかもしれない
こんにちは。考える犬です。
突然ですが、ついさっきのこと。
いつものようにYoutubeを徘徊していたら…
ん…?
うわああああ!!
ゴスペラーズの、「1, 2, 3 for 5」のMVだ!!
やべー嬉しい!思い出深い一曲!
え、何で??
しかも、ゴスペラーズのオフィシャルアカウントから??
嬉しいけど、どうして…?
と思っていたら、Xのオフィシャルアカウントに説明を発見。
「YouTube未公開であったMV(フルサイズ)を1年間かけ、楽曲のリリース日に合わせて順次公開していきます」
最高かよ……
というかこの企画、すでにアリーナ公演が発表されているゴスペラーズ30周年、すなわち「G30」のお祝い企画の一つとして、すでに12月から始動している試みである。
これまで「Promise -a cappella-」「街角 - on the corner -」「氷の花」と、3本のMVが公開済み。「1, 2, 3 for 5」は4本目だ。情弱も良いとこである。
いやあ、「なんか知らないけど、最近昔のMVが立て続けに公開されててうれしいなぁ」と思っていたら、そんな粋な試みがあったのね!言ってよ!(※言ってます)
というわけで、「1, 2, 3 for 5」。
メンバー分析記事ほどのハイカロリー記事とはいかないけれど、見どころ満載なこの曲について、さっくりと語ってみたい。
「1, 2, 3 for 5」。2009/2/11リリース。
え、2009年??
ゴスでは比較的最近の曲だと思っていたのに2009年?
15年前の曲なのこれ???
そりゃ自分も歳とるわ……でも、MVの中のゴスメンたちはほんの数年前のような顔をしているのはおかしいなぁ。時空の歪みが発生してますよここ。
さてこの曲、作詞作曲、メインボーカルともに酒井雄二さん。まさにサカイストのための一曲。実際全国のサカイストは、この曲がアップされた日から三日三晩、雄叫びを上げ夜を踊り明かしたという。
※この記事は動画アップ日と同日に執筆しています。
曲調も彼らしく、ビートの効いたダンスチューンで、うねるベースラインと華やかなホーンサウンドは、ジェームズ・ブラウンやオーティス・レディングといった、往年のソウルミュージックを彷彿とさせる。
というか、まずこの立ち姿を見てほしい。
かっけぇ……
5人並んだシルエットの美しさもさることながら、ガイコツマイクに円形ベースのマイクスタンド等、偉大なる先人ミュージシャンたちへのリスペクトが、これでもかと伝わってくる。
↑偉大なる先人、ザ・テンプテーションズの皆様。ガイコツマイクではないけれど、振付けや立ち振る舞いの端々に共通点が見出せるでしょう。
このあたりをしっかりやってくれるのがゴスペラーズの説得力の所以であり、古き良き音楽のファンからしても好感度が爆上がりになるポイントである。
さてこの曲、サカイストの魂の一曲であることに疑いの余地はないが、実は他のゴスメンのファンにとっても美味しいポイント満載の、いわゆるキャラ萌えの宝庫のような曲である。
最後に個人的なおすすめポイントを紹介しよう。
①1番Aメロ (0:30~)
安岡「粋な揃いのアクション」
北山「どっかしらおどけたモーション」
村上「熱くほとばしるエモーション」
黒沢「伊達に決めるファッション」
と、1フレーズずつ歌い繋いでゆくのだが、この1フレーズにそれぞれの個性を濃縮して詰め込んだかのような歌いまわしで、最高に格好いい。
北山氏は得意の1オクターブ下、さらに直後のリーダーに至っては1オクターブ上で、開幕ファルセットシャウトをかましてくる。
ライブでこの曲をやられようものなら、このAメロだけで会場のゴスマニ達のテンションがぶち上がってしまうのは無理なきことと言えよう。
ちなみに僕のイチオシは、どっかしらおどけた北山さんの振付けです。
②2番Aメロ (0:30~)
低身長コンビ字ハモ。
実はこの二人が字ハモする曲というのは意外と珍しく、ファンとしては非常にレア度が高い。我々のテンションはそれだけで上がる。燃費が良い。
次いで高身長コンビ。でかい。
いや違う。カメラがさっきより寄ってるからだ!
…でもなんだろう、意図的なものを感じないでもない。
え、もしかしてここの対比ってそういうこと??
ちなみに、
低身長コンビ → 黒沢リードの安岡下ハモ
高身長コンビ → 酒井リードの村上上ハモ
と、同じメロディなのにハモは上下入れ替わっているのが憎い。芸が細かい。
からの…
真っ赤なストレート!!
もはや説明不要。なんかもう、やらしさすら感じる。
ライブではこのフレーズにより、会場にサカイスト&北マニの死体が積み上がることで有名。
ちなみにここまでの流れで他沼の住人も当然のように死んでいるので、ライブ会場はあちこちに幸せそうな顔をした死体が散乱した状態である。
③間奏 (2:12~)
さて間奏はというと…
北山さんの独壇場。
いや、やりたい放題か!!
さっきのですでに致命傷なのに、全くオーバーキルも良いとこである。
ちなみに先程まで死んでいた北マニだが、彼の見せ場を目に焼き付けるため、この直前でゾンビのごとく蘇る。
ライブでこの部分がどうなるか、ぜひとも会場で実際に目の当たりにしてほしい。
というわけで「1, 2, 3 for 5」について語ってきました。
なんか、当初はもっと短文の予定だったのだけど、意外と書けてしまった。…というか、1曲に2600文字って、ちょっとしたCDのライナーノートより語ってるな…。
それもこれもこの5人が格好良すぎて、語りたいポイントや新しい発見が次々出てくるためである。ゴスペラーズ、罪深い。
しかしこうなると、ますます今後のMV公開が楽しみだな!!過去の曲を分析する良い機会にもなるし、本当に粋な企画だ。
今後も気になる曲が出たら語りたいと思う。
いよいよ30周年目に突入したゴスペラーズ。
今年は特に目が離せない1年になりそうだ。
我々ファンも、遅れをとるわけにいかない。
しっかり過去のMVを見返して、入念なイメトレに励むのが良いだろう。
あぁ……リーダー…リーダーァァ……!!
酒井さんん……!!!
あ、Xやっております。
このような誠実な記事をたくさん書いてますので、良かったらフォローお願いします!!(満面の笑み)
よろしくおねがいします。
音楽の分析を主なコンテンツとしてブログを運営しております。
軽い読み物としてどうぞ。
↓
音楽の話をしよう ~深読み、分析、そして考察。~
↓また、こんな記事もどうぞ!