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DIC河村記念美術館 / 千葉 -素敵な常設展示-
積読のように、行きたいが募っている場所が多くある。千葉県佐倉市、DIC河村記念博物館もその一つ。モネやルノワール、レンブラントなどの有名画家から、抽象画、ダダ、シュルレアリスム、戦後アートまで楽しめるコレクション展へ行った。
数年前に友人に勧められたにもかかわらず、最近読んだ小説に登場して新鮮に行きたくなった。移動時間に本を読める鉄道で向かう。柏、船橋、佐倉と乗り換え、無料シャトルバスで美術館へ。ちょっとした旅行感を楽しむ。
バスを降りたすぐの売り場でチケットを購入し、看板の誘導に従い歩く。館内へでなく園内へ、が正しい。公園か!と心の中で突っ込む。白鳥、鴨、あの鳥なんやったっけ?園内マップで、花が咲く季節に来た方が園内を楽しめることに気づく。また来れば良い。
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園内を散策し館内へ。ガイドツアーも催されているよう。ガイドって、感心しています感を伝えなあかん気がして苦手や、と一人で鑑賞する。聞けばよかった。
もう何枚目かわからない睡蓮を眺める。何枚眺めても見入ってしまうのが連作の良さと思う。レンブラントは1枚のために空間が用意されていた。何となくカンディンスキーの作品が好き。同心正方形を無になりながら眺める時間を楽しむ。
特に面白かったのはロスコ・ルーム。一言で赤色、と言えない多様な色で描かれた似た模様が複数枚掛けられている。空間ごと作品にされた中で血に溺れそうな感覚になる。気づけば絵とは関係なく考え事をしていて、画家が意図した楽しみ方かはわからないが面白かった。
最後はカフェで一休み。テニスコートに地域の人が集まっていたり、ランチだけのために来たようなお客さんがいたり、美術館が生活に近い、自分好みの空間だった。コレクションに好きな作品がある美術館が好きだ。何度も足を運びたくなるし、イベントというより日常な感じがして落ち着く。
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