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DXが今頃騒がれる日本に/地方こそ仕事を効率化せよ/僕の場合
DXが今頃騒がれる日本に。
デジタルツール活用で仕事をどんどん効率化していってもう何年も経つ。
僕のチームでは、クラウドの利用から様々なツールを使って、ほとんどどこにいても仕事が成立する仕組みが、とっくに出来上がっている。
おそらく、プログラミングを始め、デジタルに関わるサービスそのものを直接、商いの主軸に置いている企業ではない会社としては、最も進んだ社内のデジタル化を果たしているはずだ。
ようもないのに、または電話番だけのために事務所にいる、みたいな働き方の無駄なこと無駄なこと。
どこにいても仕事が進められるのだから、僕は体を労るために、横になって仕事ができる環境を整えている。
地方では今でも、FAXを使わないとならない人たちや、直接、営業で、会わないと失礼だと思っている人たちなど、煩わしくてしょーがない状況が、結構、変わらずにある。
長く、取引をさせてもらっている取引先には、幾らか、これをわかってくれる仕事人がいて、その方々には本当に支えてもらいながら、仕事を進めることができている。これは感謝だ。
大抵、こうした、先を見る力がある方は、僕のミスやできないところを、言わなくとも先んじて、巧みにカバーしてくれるのだ。
デジタルやインターネットの活用は、それこそ若い時から、ずっと先んじて取り組んできた。
その昔、yahooにカテゴリー登録というような仕組みがあったことをご存知の方がいるだろうか。今は考えられない、巨大なヤフーというポータルサイトも、当初は、個々のホームページをポータル上に登録できたのである。地方、地域のカテゴリーの中に、僕のページも登録されていた。個人ホームページが登録されるなんて、今じゃ考えられないだろう。
地方にはまだ飲食業だって、一つもホームページを持ってない時代があった。僕は颯爽とホームページを作成して、公開していたが、周りのだあれもホームページなんて持っていなかったから、なんでこんなにビジネストレンドに疎いのだろうと頭を傾げていたものだ。
地方に、飲食業のホームページが作られ始めたのは、食べログが進出してきて何年か後、だ。
恐ろしい鈍感具合だが、それもまた地方の特性なのだろう。
こんな具合に、社内のデータや資料、メッセージのやり取りなどは、様々なサービスを利用して、シェアができている状態は、もう何年も前から、周囲では誰も構築していない頃からやってきている。
ノマドのキーワードが流行っていた頃(これも随分前ね)は、ノマド的に仕事してます、みたいなのが、都市部の方には通じやすかったのでそれはそれで良い時代だった。
特に、今もうそうなんだけれども、地方は完全なる車文化。そうすると、荷物が結構、重くても何とかなる、というのがあって、少し大きめのバッグ、それも複数個、でもノマドは成立するという利点があった。電車移動ではそうもいくまい。
自炊が流行った時代もあった。まだ専用の電子書籍デバイスがなくて、タブレットだけが登場していた頃。本がとにかく置き場がなくなっちゃうので、巨大な裁断機を買って、スキャンしてみた時代もあった。そこで1000冊くらいは裁断して取り込んだんだけれども、PDFだと扱いにくのと、電子書籍がうまく流通し始めたので、それ以来、自炊することはなくなった。裁断して取り込む作業は結構重労働だったので、今ではそれもいい思い出となっている。
ちなみに、今は、電子書籍のデバイスもたくさん所有している。これも地方ならではだけど、車移動なんで、結局、本が多少重くても問題ないんだよね、やっぱり紙でいいや、という。
ということで、僕らはすでに、直接それを扱うザ・IT企業以外の企業の中では、最もDXが進んだ会社だ。
ここのところ、zoom授業や動画作成、ライブ配信などを一気に進めたが、もともとやってきていることの延長だから、できて当たり前なのだ。今始めた方々とはスキルが違いすぎる。
ライブ配信なんかも、まだYoutubeが出てくる前、Ustrem時代から使ってきた。
子どもたちと一緒に勉強する様子をUstremでライブ配信していたから、多分、これなんかは、日本でも僕が最初じゃないかと思う。勉強している様子を配信しようなんて、あんまりみんな考えないだろう。
それだけ、デジタルは身近であったということ。
その当時は、YouTubeがどんなだったか、あまり認知されていなかったか、くらいの頃だから、授業を録画して、DVDに焼く、ということをやっていた。そして教室でそれを子どもたちが見る、なんてもことも少しばかりやってみた。
ありがたいことに、編集はソフトでずっとやってきた。何せ自分で当時の低スペックのパソコンで動画編集をしていたのだが、テレビの現場で(当時はまだソフトは珍しくていわゆるリニア編集経験者)編集を学べたから、これは今も大変役に立っている。やはりこれも、今のデジタル活用につながっているのだ。
ついでに書いておくと、そもそも音楽では、学生時代から、MTR(テープとかMDとかに録音するハード機材)から、社会人になって、ソフトに早々と変え、パソコンで制作をしてきた。
何せ、当時は、楽器屋に行っても、デジタルなものは何一つ、並んでいない時代だ。わからないことがあっても尋ねる相手さえいない。昔は特にだけれども、プロ用の機材は、説明書なんてあってもないようなもの。見てもわからんレベルだから、本当に、0から使い方を覚えていったものだ。懐かしい。
特に音楽制作がmacだったから、そこから今のどっぷりappleユーザーにつながっている。
これは書いてもいいと思うけど、その昔、アップルヘビーユーザーすぎて、製品が故障した時、問い合わせ電話で、マネージャーらしき偉い人が出てきて、「あなたはヘビーユーザーなんで、今回は特別に・・・」と対応してもらったことがある。今は流石になさそうね。
そんなこんなで、今は、僕の手元で、macが4台、ipadが3台(うち2つは生徒用)、あとiPhoneが何台か(2つはzoom用)、apple製品が稼働している。
(仕事場が3箇所あるせいで、それに、扱う仕事・制作が、複数のため、そんなことになっている)
画像 3箇所のうちの2箇所の機材セット。
一枚目は、授業をする教室。リアル授業に加えて、遠隔授業時はzoomも使うので、モニターもある。ipad pro、macbook pro(13inch-2020)、iPhone2台(カメラ利用)。生徒用にもiPad(6th、7th)2台。
二枚目は音楽制作仕事場。iMac 27inch(これはあまり新しくない/割と非力)、こちらもモニターディスプレイあり。どの仕事場もデュアルモニターが標準。その他、モニタースピーカー2セット、オーディオインターフェース、midi鍵盤など、音楽系機材がずらり。
だらだらと書いた。
要は、効率的に仕事をせよ、ということである。
デジタルは道具に過ぎない、使えて当たり前。
効率も上がり、成果も出るのなら、どんどん使えばよろしい。
アナログの良さはもちろんあるけれど、それを言い訳にする人も多いと思うので、それを言うのは、デジタルをフル活用してから。
ということで。
そんな僕らは、今回のプロジェクトでも、一つクラウドツールを増やす予定だ。
(おわり)
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