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急性心筋梗塞⑮ 心筋シンチグラフィ


「心筋シンチグラフィ」 初めて聞く名前の検査だ。
バイパス手術後 仕上げの検査と言っても良いのだろう。心筋に集まる性質をもった薬(ラジオアイソトープ検査薬)を使い、薬がどれだけ心筋に取り込まれるかを画像にして診断する検査で心筋の虚血や壊死の範囲がわかるもの。薬剤を腕から注射した後、専用のガンマカメラで撮影。安静時と負荷をかけた状態で調べる。[病院で配布されたしおりから引用]

この薬剤は放射性医薬品といわれる放射性物質ですが、被爆線量の目安としては10mSv以下で胃のX線検査と同じくらいとしおりには説明があります。CT検査とも同じくらいらしい。専門的な事はよくわかりませんが、私の場合は腎不全があるため造影剤が使用できず全てをお任せという感じ。

薬剤注入してMRIのようなトンネル式のカメラでグオングオンと撮影。まずは安静時。しかしこの薬剤 目がまわるグルグルとすごい。(あくまで私の感想です)助手の方に両サイドを抱えてもらい車椅子に。
しばらく時間をあけて次に負荷時。こちらは運動と薬で負荷を与える2種類の方法がありますが私はまだリハビリ工程がそんなに進んでいないので薬を投与。みるみるドクンドクンと心拍数が上がっていく、全力疾走したみたいになり意識が飛びそうになったところで薬剤投与。そして又グオングオンと撮影。グルグルと地球は回る。円広志さんの「飛んで飛んで飛んで飛んで 回って回る〜」がエンドレスでリピートしている。

全工程で約3〜4時間くらいでしょうか。
撮影終了し車椅子に座り看護助手さんが迎えにくるまでには多少落ち着いたがその日は終日ギブアップ。リハビリもお休みさせていただいた。結果が出るまでに数日という事だが他の心電図と胸部レントゲン、採血の結果などと相互的に判断するのでしょう。

家宝は寝て待てというが果たして吉報になり得るのか。体力、気力ともに限界が近づいてきている。

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