【3分読書】Think clearly ー ロルフ・ベドリ
こんにちは。最近、修士論文を書き終えて解放感に浸っているKSKです。
そんな中ですが早速3分で読めるブックレビュー、要約をしていきたいと思います。
さて、今回取り上げる本はロルフ・ベドリさんの「Think clearly」です。
2019年に発売されてから話題の一冊で、よりよい人生を送るための思考法が紹介されています。早速見ていきましょう。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07QCNS9TS
・良い人生を送るための思考の道具箱
失ったお金や時間は取り戻せないが、起きた出来事の解釈の仕方は変えられる。
好ましくない現実こそ事実を受け入れ、そこから学習する。
自分の感情を分析してみても良い人生には繋がらない。自分の感情なんてまったくあてにならないものだから真面目に向き合う必要はない。
世界のどこか起きている惨事に罪悪感を抱くくらいならお金を寄付したほうが建設的。
幸福度を上げるには、まだ持っていないモノを考えるより、今持っているモノを持っていなかったときどれくらい困るかを考える。
世界に生み出されたものの90%には価値がないことを念頭においた方が人生の質は向上する。
あなたがどんなに優秀でも世界全体からみればさして重要でなく取り換え可能な存在なので、最も集中すべきなのは自分の人生。
人生を向上させるには何事にも長期的に取り組むこと。せわしなくあれこれやるより長い時間一貫して何かに取り組んだ方が大きな成功が得られる。
大事なのは早くたどり着くことではなく、どこに向かっているか把握すること。
・今を充実させる
未来の思い出を充実させるより、いま現在の経験を楽しむ。
幸福な人生の秘訣は、心の充実や平静を手に入れるために今を充実させること。
良い人生を過ごす方が良い死を迎えるよりずっと大事。
・「手に入れる」より「避ける」
良い要因より悪い要因の方が掴みやすいため、悪い要因を排除することに集中する。
何をすべきかより何をすべきではないか、に気を配る
何を手に入れるかより何を避けるかが大事
・行動しよう
まず考えているだけではダメ。行動する。
人生において、自分が何を求めているのか知るには、何か始めて見るのが1番良い。
人生は最初の設定より修正が大事。修正を繰り返した後に初めて良い人生が手に入る
興味があるもの以外も試してから決断する。特に若いうちは、偶然が与えてくれたものはすべて試す。
・お金との付き合い方
お金よりストレスを節約する。少しばかり損してもストレスが少ないほうが良い。
素晴らしい経験をすると、その喜びは頭にも心にも残る。だからモノを買うより経験することに投資した方がいい。
大金を稼げても喜びをもたらさない仕事につくのは馬鹿げている。
お金がもたらす幸福度の度合いは本人の解釈次第でどうにでもなる。
お金とうまく付き合うルールは、ある程度貯金すること、所得や資産の僅かな変動に反応しないこと、裕福な人と自分を比較しないこと、お金持ちでも生活は質素にすること。
・キャリアのコツ
自分の能力の及ぶ範囲を意識しながらキャリアを築くことはいい人生を送るためのコツ。
豊富な知識や多才さに意味はない。自分の専門分野に特化する。
得意なこと、高く評価してもらえることを仕事にする。
楽しさとやりがいのバランスを心がける。
考えなしに周りの意見を取り入れるのではなく、自分の頭で考える。
形だけ真似るのは意味がないからやめよう。
真に賢明な人は問題を解決するのではなく事前に防いでいる。
読書の効果を最大化するには読む価値のある本だけを二度深く読む。
・人付き合いのコツ
信頼できる相手とだけ付き合う。
悪意ある言葉を言われたときは、その人にもう一度言うように求めると意外と相手は折れる。
簡単に頼み事に応じるのはやめる。
自分にとって重要なことに関しては頑固でいた方が目標に近づける。
考え方を選べることは、人間に残された最後の自由。そこに幸せがある。
・KSKの個人的レビュー
「大事なのは早くたどり着くことではなく、どこに向かっているか把握すること。」という言葉は、何でもかんでも早くたどり着こうとする今の時代に刺さる言葉だなと感じました。
また今の経験を楽しむという考え方に触れて、スマホの写真フォルダがパンパンの僕も、やたら写真をとって思い出に残すより眼前の景色を味わうほうが良いのかもなぁ、と考えさせられました...
この記事を読んだことで皆さんの今が少しでも充実していたら幸いです。
それでは!