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夏になると思い出す伝説の16分

みなさんこんにちは!
ガブリエールまっすーです。

夏の暑い日が到来し、今年もアイドルの季節がやってきましたね。

夏になると、私は毎年ある光景を思い出します。
それは2016年7月18日(月・祝)に放送された「FNSうたの夏祭り2016」内の企画、女性アイドル総出演のプールサイドパーティーのことです。

お台場に特設されたステージで女性アイドルグループが次々と夏曲を歌いつないでいくこの企画。
ステージの周りにはプールがあり、出番じゃないアイドルはプールの中からキャッキャと盛り上げてくれるようになっています。
こちらの企画の放送時間が約16分間でした。

この企画をわかりやすく例えるならば、「女性アイドル版の笑っていいとも最終回」です。
2016年時点でのトップアイドルが勢ぞろい。知ってる曲ばかり。観客席も全員トップアイドル。意味がわからない。

もう夢か幻かなんかかと思いましたね。
あんな伝説のステージ、もう二度と見られないです。

紅白歌合戦も女性アイドルの出演は全盛期よりも大幅に減少傾向にあるし、大型アイドルフェスのグランドフィナーレも出演人数が多すぎる感がある。(それはそれで楽しいけれども!)

そんななかエース級のジャパニーズアイドルが過不足なくそろっていて、
夏の名曲がテンポよく展開されるあの映像は、まさに天国のお花畑でも見てるかのような奇跡としかいいようがなかった。

そして2016年夏というタイミングが本当にベストだった。
平成のアイドル戦国時代の集大成。
ちなみに翌年には=LOVEがデビューし、この業界に新しい風が吹き始めます。

本稿ではそのときの楽曲を振り返りながら、当時の熱狂をお伝えしていきます。

1曲目:ポニーテールとシュシュ / AKB48

最初は、アイドル夏ソングのド定番のこの曲からスタート。
平成の女性アイドルソングで最も知名度が高い楽曲ではないでしょうか。

なんと渡辺麻友と小嶋陽菜が現役でステージに立っています。
この2人の卒業は2017年なので、この企画が1年遅かったら見れなかったかもしれない。
ぱるるに至ってはこの年の年末に卒業しています。

ちなみに観客席では℃-uteがMIXを入れてて、プールではモー娘。とももクロが水鉄砲を打ったり、わちゃわちゃしてます。意味不明ですね。
さすがに現実でこんなことが起こってるわけがありません。きっとCGですね。

2曲目:パレオはエメラルド / SKE48

続いてはSKE48の代名詞といえるこの曲。
リリースされたのは2011年の7月27日。ちょうど13年前。
あぁ俺たちの青春がよみがえる。
このプールサイドパーティーが放送された時点で、だいぶ懐かしく感じていましたが、さらにそっから8年経ったんですね。

この放送時の歌唱センターは松井珠理奈。
AKB総選挙が名古屋で開催され、松井珠理奈が1位に輝くのはここから2年後のお話。

柴田阿弥のカメラ目線の圧、懐かしいなあ。
彼女はなんとこの放送の1か月後にSKE48を卒業してしまいました。

頭空っぽにして海にドボンしたい。

3曲目:桃色スパークリング / ℃-ute

続いてはこちら。
2011年にリリースされた爽やかでポップなナンバー。
かっこいい曲やセクシーな曲のイメージが強い℃‐uteの楽曲のなかで、きらりと輝く可愛い楽曲。
正直℃-uteがこの並びにいるだけで、もう信じられないです。

℃-uteは翌2017年6月での解散が決まっていて、この時期はそこに向けてバラエティや歌番組の露出が増えていた時期でした。

実は私が℃-uteにハートを撃ち抜かれたのは、このプールサイドパーティーが初めてでした。
今まではお子ちゃまだったので℃-uteの大人の恋愛を描いた楽曲がちょっと難しくて敬遠していたのですが、これきっかけで大好きになって℃-uteの歴代のシングルを追っかけました。

なんでもっと早く出会えなかったんや。

4曲目:ナギイチ / NMB48

夏はナギイチを聴かなきゃ始まらない!
そんな体になってしまったのはいつからでしょうね。
女性目線の強気な歌詞がたまらないです。

リリースは2012年5月。
この時期に青春時代を謳歌できたことを心から感謝しなければ。

この日の放送では山本彩がセンター。
放送日の数週間前に卒業ライブを終えた卒業直前の渡辺美優紀、ブレイク前夜の渋谷凪咲、1年後に世間を騒がせる須藤凜々花などの顔ぶれが。

個人的に、夏といえばNMB48ですね。
夏フェスのセトリも例年最高だし、グラビアを頑張っているメンバーも多い。

5曲目:ラブリースマイリーベイビー / 私立恵比寿中学

ラブリースマイリーベイビーは2014年6月にリリースされたシングル「バタフライエフェクト」のカップリング曲。
エビ中がこうして地上波の音楽番組にでれているだけで当時は感慨深かったものです。

この放送での衣装は、ファミえん2015というエビ中の大型野外ライブでお披露目されたスイカ衣装。インパクト大でわかりやすい。
このダサかっこいいことを全力でやる精神、とてもエビ中らしくていい。

この時は2017年2月に急逝してしまう松野莉奈が元気に踊っている姿にグッとくるものがありますね。
ぁぃぁぃもいて、かほりこの2人もいて、”あの頃のエビ中”の安定感があります。

6曲目:世界には愛しかない / 欅坂46

ここで登場するのが欅坂46。
クールな雰囲気に空気がグッと引き締まります。

「世界には愛しかない」は欅坂46の「サイレントマジョリティー」に次ぐ2枚目のシングル曲。この放送時点で彼女たちはデビューして1年も経っていないんです。

今までのグループが懐かしい代表曲を披露するなか、彼女たちは最新のシングルをひっさげてこのステージに臨みました。まだあどけなさと可愛らしさが残る中3の平手友梨奈がセンターに立っていますね。

欅坂46がほかの事務所のアイドルと一緒になって、爽やかな夏曲を歌う機会ってほとんどなかったのではないでしょうか。

7曲目:ガールズルール / 乃木坂46

お次はこの曲。2013年7月にリリースされたガールズルール。
イントロを聴いただけで叫びたくなります。
俺たちの夏のアンセム。

清楚で上品な楽曲が多い乃木坂46ですが、この作品をきっかけにストレートで王道なアイドルソングのレパートリーが増えていった印象です。

この日の歌唱センターは白石麻衣。
1期生のみなさんが勢ぞろいしていて、画が強すぎる。
まだ生駒ちゃんもいます。

「♪真夏に恋して」のところで、秋元真夏を抜いてくれるカメラさんが私のお気に入りです。

8曲目:ハッピーサマーウエディング / モーニング娘。'16

続いてはこちら。
モー娘。が2000年5月にリリースしたシングル。
実は恋愛レボリューション21よりも累計売上枚数が多いんです。

MVではオリエンタルな赤い衣装なんですが、この日は白いウエディングドレス衣装を着ていてフレッシュな感じ。
花嫁が11人も同じ画角に映ることってあんまりないですよね。

この放送日は、2014年あたりのメディア出演が再び増えだした時代にモー娘。の看板として活躍した鈴木香音の卒業直後。みんな元気そうで何より。

佐藤優樹ちゃんが歌う「♪何度ともなく くじけそうな日もネ」の「ネ」の表現力が最高。可愛すぎる。ここだけ繰り返して何度ともなく聴きたい。

9曲目:メロンジュース / HKT48

続いてはこちら。
2013年9月にリリースされたHKT48の代表曲。

歌唱センターは指原莉乃。出てきた瞬間の貫禄と安心感がすごいです。
脇を固めるメンバーには兒玉遥に宮脇咲良、そして先日結婚を発表した坂口理子らが映ってます。

小さい子たちが多いイメージのHKT48ですが、2016年はデビューから5年くらい経ったタイミング。少し成長したお姉さん姿がまたいいですね。

ちなみに途中でピンクのスワンボートに乗った小嶋陽菜がサングラスをかけてメロンジュースを飲んでる姿が一瞬でてきます。

こじはるの使い方が贅沢すぎる…

だ、い、す、き、メロンジュース!!

10曲目:ココ☆ナツ / ももいろクローバーZ

ラストはこの曲。
ももいろクローバー時代の2010年11月にリリースされた「ピンキージョーンズ」のカップリング曲。

ももクロといえば「行くぜっ!怪盗少女」や「走れ!」の印象が強いんですが、「ココ☆ナツ」が一般的に知られるようになったのっていつからなんでしょう。

この放送時は、まだ有安杏果も在籍しているももクロ5人時代。
メンバー全員に声の個性があって、ソロパートも聴きごたえがあります。
ちなみにあーりんの髪型はショートカットです。

観客席にいるアイドルたちがみんなでコココココしてるのは圧巻です。

まとめ

以上、10曲が約16分でメドレーとして放送されました。
これは後世に残したい映像すぎますね。

2016年ってアイドルブームが落ち着いて次世代メンバーばかりだったような気がしてたんですが、意外と戦国時代の全盛期を支えたメンバーが脂ののった状態でまだまだパフォーマンスを支えている時期だったんですね。

こっからどんどん卒業と加入が繰り返されて、次世代メンバーにバトンがつながっていくんだと考えると、平成アイドルの集大成としてこのタイミングでこの企画がされた意義ってすごく大きいと思います。

フジテレビさん本当にありがとう。フジテレビへの感謝を胸に、今年もTIFへ行ってまいります。

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