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【週刊プラグインレビュー】NEOLD / WARBLE
怒涛の月末投稿3回目ですみません・・!
なんだかんだであっという間の月末になってしまい、追い込まれております笑
今回は、相も変わらず揺らぎ・ランダマイズの方法論を探すうちに出会ったプラグインをご紹介したいと思います。
そんなわけで、さっそくやっていきます、プラグインレビュー!
NEOLD WARBLEとは?
Warbleはテープにおける独特の揺らぎであったり、歪、アナログ特有の信号の劣化を加えることで、自然なLo-fiさを再現するためにために生まれたプラグイン。
コンセプトは「オーガニックMOJO」ということで、いわゆるアナログ機材好きは「お!!」となる仕上がりになっている笑
このままだと、いわゆるLo-fiさであったり、ビンテージ感を付与するだけのプラグインではあるのだが、この間手数を開発しているうちに面白い活用の仕方を見つけたので記事を書いてみたいと思う。
基本的には、個別にテープがテープたらしめている何か?を個別に調整しつつ、仕上がりはアナログらしい・・・といったところを突き詰めたプラグインになっている。
そんなWARBLEで何ができるのか?
機能をそれぞれ見ていこう。
機能面
![](https://assets.st-note.com/img/1685465433606-83I9S3zjVg.png)
WOW
wowフラッターの量を調整するノブ。
周期的な低域の周波数にモジュレーションを加える。
Wowノブの上のネジで、どの周波数にこのモジュレーションを適用するのか?を選ぶことが出来る。
FLUTTER
Wowが低域にたいしてかかるフラッターであるのに対して、Flutterでは高域に対してかかるフラッターを調整する。
同じくノブの上のネジで、どの帯域にエフェクトをかけていくのか?を選んでいくことが出来る。
Hicut
12dB/Octのローパスフィルターをテープエンジンの後ろでカットをする。その上のネジでは、どの程度レゾナンスさせるのかを調整することが出来る。
(可変幅はー3dBから+3dB)
Locut
Hicutと同様、12dB/Octのハイパスフィルターをテープエンジンの後ろでカットをする。同じくその上のネジで、どの程度レゾナンスさせるか?を調整できるようになっている。
MIX
Dry/WETノブ
Level
完全にデジタルの色付けがないアウトプットゲイン
START STOP
STARTでエフェクターをON、STOPでバイパス
FAST SLOW
テープスピードを切り替えることが出来る。
テープスピードが変わると様々なパラメーターに同時に左右をして印象がガラッと変わる。
Dirt
テープシステムに追加する歪の量を設定する。Dirtを高めに設定をしていくと、テープを強くドライヴさせ飽和させていくことで、結果として出力音量が下がる。
AGE
磁気ヒステリシスがどのぐらい新しいか古いかを設定するノブ。スルーレートリミッターと組み合わせられていて、古くなるほど、周波数応答が狭くなり、低域が協調され、歪の量が増えるようになっている。
技術的にはこういった説明になるようだけれども、Ageを右に回せば回すほど古い印象を音で与えることが出来る。
Noise
テープのヒスノイズ、ハムノイズを含むノイズをシミュレーションしている。ノブを完全に絞り切ると、ノイズ自体を完全にOFFにすることが出来る。
検証してみる。
とにもかくにも揺らぎまくっているのが特徴だ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/106940099/picture_pc_5e98a1a451cfb72126bdfb8bf594289b.gif?width=1200)
左右に揺らいでいる上に、倍音が足されるタイミングもランダマイズされている。
揺らぎエフェクターとしてのスペックは申し分ない。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/106940567/picture_pc_95d71b6c24cf14883369cb36760a5991.gif?width=1200)
おおまかな揺らぎをフラッター、WOWで足して、検知できない揺らぎそのものはノイズで足すという設計になっている様子。
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