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【週刊プラグインレビュー】TBProAudio / GSatPlus

今月3記事目の更新になります。

本当にしょうもない話なんですが笑
自分の中で「A4コピー用紙が攻守最強!」と結論がでているにもかかわらず、机の上に置くノートをamazonで探して30分ぐらい悩んだ挙句、「やっぱコピー用紙だよな・・・」と同じ結論に至りました・・・。
この葛藤は年に3回ほどやってきて、買ったら数日で使わない、買わないとずっと欲しい・・・そんな悶々とした日々を過ごしております笑

さて、今回は最早悩む必要すらない便利なプラグインをご紹介します。
なんといっても”無料”なのです笑

それではやっていきますか。プラグインレビュー!

GSatPlusとは?

GsatPlusは、日々音と戦うエンジニアのかゆいところに手が届く良質プラグインを取り揃えるプラグインベンダーのTBProAudioと、海外の機材掲示板のGearSpaceがコラボして出来上がったプラグイン。

TBProAudioとしては真空管をイメージして作ったようだが、真空管らしさは全くない笑
代わりに、その辺の有料のモノよりずっとスペックが高く、普通出来ない揺らぎを足すこともできたりする。そのユニークな機能が面白く、実際に使いやすかったので紹介したいと思う。


機能面


GSatPLUSは以下の3つのセクションに分かれている。
・Meter
・Clipper / OS /BYPASS
・SAT

それぞれ見ていこう。

Meterセクション


Meterは視認性のいいVUメーターを搭載。
0dBを超えたときにはクリップインジゲーターがつくようにできている。
また、いわゆるVUメーターだけではなく、VUと書かれている文字をクリックすると、PEAK、RMS、LU値に切り替えて音量の大きさを見ることができるようになっている。

Clipperセクション

これはみたまんまで、割と荒い音のクリッパーと、オーバーサンプリングの比率を決められる。オーバーサンプリングはClipperセクションだけではなく全体にかかっているようで、SATにおいてもエイリアスノイズを大きく減らすことが出来た。

SATセクション

このセクションが今回の目玉となる。

・CH MODE
歪をどこにかけていくかを決められる。
単純なLRだけではなくMID SIDEに書けることができる。

・CHRACTER
Clean,Warm,Crisp,Classicの4つの真空管のモードを搭載している。

・Stages
より倍音を増やすためのステージを設定できる。
多ければ多いほど、チューブみが増す・・と書いてある。

・Fluctuation
アナログ特有の揺らぎを足すことが出来る。
そうすることで、ただ計算で足しましたという違和感を減らすことが出来る。

・ODD
奇数倍音をシグナルに足す。

・EVEN
偶数倍音をシグナルに足す。

検証してみる。

さて検証してみよう。

歪のキャラクターの違い

まずは歪のキャラクターの違い。それぞれODDとEVENをわかりやすいようにMAXの設定でかけている。レベルの入れ方はVUに倣ってー18dB。

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