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【週刊プラグインレビュー】HOFA IQ-LIMITER v2
さて、今月2回目の更新になります。
今回は先月もとりあげたHOFAから。
IQ-LIMITERのメジャーバージョンアップがあり、きっと例のごとくスマートでしょう!ということで、取り上げてみたいと思います。
それではやっていきます! プラグインレビュー!
IQ LIMITER v2とは?
IQ-Limiterの発売が2014年なので・・・
今回取り扱うIQ-Limiter v2は9年ぶりのメジャーアップデートとなる。
前作がワンスライダーで簡単にリミッターがセッティングできるタイプであったのに対して、今回は以下の機能が実装された。
・新しい3つのアルゴリズム
・XY-PAD(CLIPとPUMP)の搭載
GUIを見てもらえればわかるように、ほぼほぼ新作と言っても差し支えないメジャーアップデートとなる。
前回取り扱ったIQ-Transientがそうであったかのように、HOFAは何かとスマートな機能を実装してくれていることが多く・・・
今回は何がスマートなのか?を一緒に見ていくことができたらと思う。
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機能面
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概ね、通常のリミッターと異なる部分はやはり新しく搭載されたアルゴリズムと、XY-PADになる。
それぞれ説明書がどう書いているか?を見ていこう。
3つの新しいアルゴリズム
・Hard
最大音量で最も激しく動作をするモード。
強いトランジェントを制御するときに、パンチの効いたサウンドを得ることができるように作られている。
ROCKやPOPsを想定している。
・Transparent
ラウドネスを制限することによって歪を抑え、リラックスしたリミッティングを実現するアルゴリズムになっている。
多目的に使えるよう設計されている。
・Electronic
低音をドライヴさせた音楽向けに設計をされていて、アーティファクトを避けつつ最大限のインパクトを産むようにつくられている。
XY-PAD
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XY-PADは、HardとTransparentモードでのみ使用可能になっている。
Electroと旧アルゴリズムでは使うことができない。
縦軸がCLIP、横軸がPUMPとなっている。
縦軸で上にあればあるほど、クリッピングさせたサウンドになり、横軸が右側であるほど、音楽的なパンピングが起きるように作られている。
なので、最もソフトで静かな設定は左下のコーナーになる。
また、最もラウドで音に与える影響が大きい設定は右上の角ということになる。
XY-PADの中で、リミッターの挙動を視覚化してフィードバックをしてくれている・・・とのことのようだ。
検証してみる。
各種モードについて
3つのアルゴリズムについてそれぞれ見ていこう。
それぞれ5dBずつリダクションをしている。
XY-PADは初期設定、中央のまま、TPは別後段リミッターだと思うので切って測定をしてみた。
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