【週刊プラグインレビュー】Purafied Audio / SLP538
今年もこの季節がやってまいりました。
そう、花粉症の季節です笑
先週から何かが具合が悪くやたら早寝早起きをして過ごしていたんですが、原因が重度の花粉アレルギーであることがわかり、現代医学に感謝しながら今日をおくっております。
特に今年は結構花粉が重いみたいなので、なんか調子悪いな~気圧かな~~~~という方がいらっしゃれば、近所の耳鼻科にいくとバスっと解決するかもしれません笑
そんなこんなでやっていきます。プラグインレビュー!
SLP538とは?
さて、今回取り上げたいのは、PurafiedのSLP538。
以前VUCOMPでも取り上げたメーカー。
今回もなかなかどうして高機能かつ、仕上がりも良しで、良心価格。
相変わらず素晴らしいとしかいいようがなかったので、取り上げようと思う。
Purafiedはポップパンク界でその名をとどろかせるSamPuraとKiiveの開発陣が組んだ新興プラグインベンダーで、妙に行き届いた即戦力になるプラグインをリリースしている。
今回のSLP538はその見た目の通り、SSLのEQだ。
説明書の経緯を見ると、滅茶苦茶使いやすいから頑張って10台集めた・・・(超雑い要約)と書いてあり、Sam Puraの機材リストで10台のEQはSSL 502EQのみなので、恐らくそういいうことなのかな・・・と思う。
音と使い勝手に関しては、相変わらず本人のYoutubeで充分に伝わるランスルー動画がでているので、紹介をしておきたい。
今、イントロセール中で2800円で出ているので、とりあえずこの記事は買わなくても気になった人は買っていいレベルだとは思う笑
今回のこの記事では、何でこんなに音が崩れる感覚がないのか。
何がナチュラルに感じる要素になっているのか?について自分なりに考えていきたい。
機能面
見た目のまんまで、本当にいわゆるチャンネルストリップのEQ部分をノックダウンしただけ・・・というかたちだ。
特筆すべき部分を絞って紹介したい。
・AutoGain
フィルター部分をのぞいた、EQを触ったことによるゲインの変化を原音と合わせてくれる機能。
デフォルトではOFFになっているが、使ってみると非常に使いやすい。
音量の変化に騙されずに、ノブをぐいぐい捻っていける。
・BYPASS
個人的に、「わかりずれえっ!」となったのがBYPASSボタン。
BYPASSボタンが光っているとバイパスがオフ=EQ ONである。
GUIをオリジナルのEQに敬意をもって踏襲した形だとは思うけれど、わかりにくい。
・GAIN STEPPED /FREQ STEPPED
それぞれのノブをステップ式にできる。そうすることでサクサク音作りをしていけるようになっている。
確かに、細かい調整はこういうストリップタイプでやることないわけだし、このぐらいざっくりしてたほうが使いやすくない・・?というのは結構その通りである。
・THDノブ
今回の主役といっていいノブ。
+-15dBで非線形な歪を付加してくれる。
Kiiveといい、Puraといい、この歪のセンスが非常にいいのが特徴だ。
・EQ部について
いわゆるミキサーについているEQなので、特筆すべきポイントはない。
Shift+クリックで数値入力ができるようになっている・・・ぐらいかな。
検証してみる。
EQ部分の周波数特性
4バンドのインダクターEQ部分については特に特筆すべきモノは見つからずで、忠実にカーヴを再現しているんだろうなー、ぐらいの感じであった。
一応、高域のクランピングは無かったが、それは最近のモダンEQであればほぼ必須条件。ちゃんとしている。
ただ、フィルターに関しては結構特殊な挙動だったので紹介をしておきたい。
ここから先は
¥ 150
記事のご購入をいただきましてありがとうございます・・! 読者さまの中にときどき、サポートをくださる方がいらっしゃって、すごく励みになっております泣 いただいたサポートは全額次回記事に向けての研究&出版の費用に使わせていただきます・・・! 次回更新もお楽しみに・・!!