![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/109589139/rectangle_large_type_2_be00a98d0a80cdea1dbf3e418c93fc98.png?width=1200)
【週刊プラグインレビュー】SMAO LAB / YAMA Tube Pro
さて今月最後の更新になります。
今更いうまでもないですが、為替キツイですよね。
毎月新作プラグインを負っている身としてはなかなかしんどい時期だな・・・と思いつつ、「これも勉強だ!えぇ~い!」理論でなんとかアクセルを踏んでいる状況です笑
そんなわけで、今回は無料版もリリースされているYamaTubeについて語っていきたいと思います。
こんなご時世ですから、安くていいモノは助かります。
しかしながら、値段が低いと品質が低いか?というとそうでもないのが実際だったりします。
今回ご紹介するYamaTubeも、実に素晴らしかったので皆さんにご紹介できればと。
※ただし、毎度のことながらAAXありません泣 面白いメーカーはなぜVSTだけなのか・・・。
それじゃ、やっていきます!プラグインレビュー!!
YAMATUBE // Dynamic Tube Processor – SMAO#LAB (smaolab.org)
YAMATUBEとは?
YAMATUBEはSMAO LABという電子音楽大好きな人々が集まって、自分たちが使いたいエフェクターを作っているベンダーから発売された、真空管サチュレータープラグインだ。
電子音楽愛好家たちがつくっているだけあって、なかなか音楽的な効きをしてくれる。
そんなYAMATUBEだが、試した当初うまく動かなかったことがあり。
見つけたバグと機能のリクエストを送ったところ、ものすごく気楽にβ版であったり、DryWET機能をアップデートでつけてくれたり・・とぬくもりを感じるサポート体制に惹かれ、今もまだやりとりを続けている笑
無料版のYAMATUBEに機能を付け加えたのが有料版のYAMATUBE Proで、今回レビューするのはProバージョンになる。
30ユーロという良心的価格でそもそもが安いのだが、今、丁度サマーセールでさらに30パーセントOFFではあるので、興味がある人は買ってみて欲しい。
さて、そんなYAMATUBEだが、どんな機能があるのか?
おさらいをしてみよう。
機能面
YAMATUBEは4つのBAXタイプのEQと、二つのパラレルの真空管で構成されている。
ルーティングは以下の通り。
![](https://assets.st-note.com/img/1688048093679-fguLMchZR3.png?width=1200)
まぁ、極めてシンプルなんだけれど、それぞれのノブについて見ていこう。
![](https://assets.st-note.com/img/1688110910092-k8VdXHMhsz.png?width=1200)
INPUT
入力ゲイン。
TIPS:なるべく小さめの音量で入れて、PRESENCEやLo-Airで音量をあげていくと、不必要な歪みのアーティファクトを少なくしてパンチ感を上げていくことが出来るとのこと。OUTPUT
出力音量
TIPS:インプットと同様に、なるべくアウトプットをつかわずに、PresenceやLo-Airで音量を稼ぐようにしてほしいとのこと。MIX
Dry WETノブPRESENCE
TUBE1
プレゼンスの周波数にサチュレーションを加えるノブBAX EQ
Baxカーヴで6dBまでブーストが出来る。
自然だがデカイ音がつくれるとのこと。
Lo-Air
Tube2
Lo-Airで指定している帯域にサチュレーションを加える。Bax EQ
微妙なエアー感を加えることが出来る。
Edge
音のパンチ感を加えることが出来るように設定されたBAXカーヴBRILLIANCE
音の豪華さとディテールを感じられるように設定されたBAXカーヴSoft Limiter
スレショルド以下のピークを均すリミッター機能。
ピンとこなかったら別のリミッター使うのもアリだよ!とのこと笑
特徴的なのは、やはりLo-AirとPresenceにそれぞれ別々のSATがついていることなのかな・・・と思う。
検証してみる
まず、すべてのパラメーターを最小値にした素通しの特性。
![](https://assets.st-note.com/img/1688048812045-0O8YqFMLnz.png?width=1200)
各セクションでオーバーサンプリングを8倍使っているにもかかわらず、珍しくLPFがないのも特徴。
実は、真空管系でLPFが無いパターンって結構珍しくて、それを探していてこのプラグインに辿り着いた。
PRESENCEの特性
ここから先は
¥ 150
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
記事のご購入をいただきましてありがとうございます・・! 読者さまの中にときどき、サポートをくださる方がいらっしゃって、すごく励みになっております泣 いただいたサポートは全額次回記事に向けての研究&出版の費用に使わせていただきます・・・! 次回更新もお楽しみに・・!!