「週刊プラグインレビュー」Air Music Technology / Soft Clipper
さて、今月2記事目です。
3記事目が既に間に合わない予感がひしひしとしているんですが、出来る限りのことをしてみたいと思っている所存です・・汗
前回は、インテリなクリッパー、Krafturをレビューしましたが、今回は対照的な、極めて頭の悪い音のするクリッパーのSoft Clipperをレビューしていきたいと思います笑
それでは今回もやっていきます!
プラグインレビュー!!
AIR SOFT CLIPPERとは?
AVIDにビルトインされてるAIRシリーズでお馴染みのAir Music Technologyからでたソフトクリッパー。これが試してみたところ実に話がはやく、そして頭が悪かくて最高だったのでご紹介しようかなと笑
何故なのかわからないが、これもFLのソフトクリッパーを改良した系のようで、あのエレクトロのフィールを持ちながらより使いやすく・・というのがコンセプトになっている。
ただ、このFLオマージュに関しては既に完全再現したOrange Clipperがリリースされていて、実際に検証をしたGearSpaceフォーラムでは「逆相で消えなかったじゃねえか!」というツッコミが入っている。
やれやれ、どこの世界でも起きていることは同じなんだなー・・、と頭を抱えざるを得ない笑
SOFT CLIPPERの大まかな特徴としては以下の点だ。
・3種類のカーヴを選ぶことが出来る。
・エイリアス対策、ステレオリンク、リリースコントロールが出来る。
・最新のMPCにインストールをすることができる(!)。
で、試してみると、確かにまさにMPCとの食い合わせは非常に良さそうで、しかし、そのフィーリングは活用していけるなと感じた次第だ。
詳しくは使ってみた感想で後述する。
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機能面
さて、そんなSOFT CLIPPERの機能について見ていこう。
殆ど見ればわかるとしかいいようがないほどシンプルだ。
Basic Mode
まず、デフォルトのADVモードではないほうのGUIは2ノブしかない。
Drive
インプット量とサチュレーションを調整してトラックのトーンを定義するノブ。
Post Level
設定したアウトプットノブ。
このベーシックモードをそのまま使う人はいないと思うが、左上のADVタブを開くことで、より詳細に追い込めるADVモードに画面を切り替えることができる。
ADVモード
SHAPE
・Tanh
・Sine
・Parabolic
上記の中からサチュレーションカーヴを選ぶことができる。
TruePeak&Anti-Ailias
歪とエイリアスノイズを最小限に抑えるモード。
StereoLink
左右を別々でリダクションをするか、同時にリダクションをするか?を選べるモード。
RELEASE
クリッピングをし始めてからどの程度クリッピングを残留させるか?を設定できるモード。
MIX
オリジナル信号を混ぜるDry/WETモード
OUTPUT
明記されていないが、MIXを通過した後のアウトプットレベルを調整するノブ
以上が機能面になる。
極めてシンプルだと思う。
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