メルボルンで日本の音楽文化を満喫する一日
ドンドンドドン!
昨日、エクサドンという太鼓とエクササイズを組み合わせたアクティビティに参加しました。
三種類ほどの中くらいのサイズの太鼓が並び、その音の響きに心躍りました。
ファシリテーターのリードも見事で、とても楽しいひと時を過ごすことができました。
日本にいたら、時間がなくてきっとこんなアクティビティには参加しなかったでしょう。
でも、海外に出たことで、日本の文化や伝統に対する興味が増しました。
実際、海外に出る前は、日本のことにそれほど関心を持っていなかったです。
外国に住んでいると、地元の人たちから日本について色々と質問されます。その度に「I don't know」と答えていた自分が、少しずつですが答えられるようになってきました。
それでもまだまだ勉強中で、「ちょっと待って」と言ってスマホで調べることもしばしば。
便利な時代になったものです。スマホがなかった頃は、その場で調べることができずに困ったこともありました。
すると忘れてしまって、また同じことの繰り返しでした。
音楽にそれほど興味がないし、音感も鈍い私ですが、皆で集まって同じ音を作る体験は非常に面白かったです。
チームでやるというのは、一人でやる時よりも達成感があります。
頑張って告知をしましたが、なかなか人を集めるのは難しいですね。現代人は皆忙しく、興味を持ってもらうのも一苦労です。
それでも、このエクサドンのようなアクティビティを通じて、人々と繋がり、新しい体験を共有できることは、とても素晴らしいことだと感じました。
そのあとは、沖縄音楽を絡めたイベントに参加しました。全部が全部日本のものではなく、オーストラリアのバンドも何組も出演していました。
友達がシドニーから来ていて、彼女も沖縄エイサーのパフォーマーの一人でした。
素晴らしい演奏とパフォーマンスを見聞きしながら、先週の戦争花嫁のことを思い出し、少し感情が動きました。
というのも、戦争花嫁の時代は、日本語を話すことも許されず、子供たちはいじめを受けた人もいたそうです。
それが時代が流れ、日本文化が受け入れられている。
お客さんはほとんど現地の人でした。
先週末に見聞きしたことからのギャップが大きかったです。
ちょうど今、一人の戦争花嫁の人生について書いた本を読んでいるのですが、本当に壮絶な前半です。
終戦の頃の広島の様子がたくさん書いてあって、読むのがしんどくなる部分もあります。
でもそれは紛れもない事実で、知っておくべきことです。
敵同士だった日本とオーストラリアが先人の努力によって修復され、今に至っていること。
もう少し日本人の方が知るべきだなと思いました。
学校教育では学ばなかったことです。
でも、そういう背景を知れば興味も湧くだろうし、ありがたみも増すんだろうなと。
そうなればもう少し日本人同士でサポートしたいなと思うでしょう。
入場料も安くはなかったです。
ただ、知っていれば来た人もいたでしょう。
ここでも告知の大事さと人脈の重要さを痛感しました。
「あの人が行くなら行こうかな」とならないとダメだなと感じました。
せっかく才能のある出演者が貴重な時間を使って来てくれて演奏してくれているのにもったいないなと。
5月に行ったイベントについても書きましたが、あれも絶望的に誰も知らなくて、本当にもったいなかったです。
でも本当に才能のある日本人が多くいてそれを知らない自分がいたわけですから人のこと言えないですよね。
メルボルンで日本文化、特に音楽に触れた一日でした。
これからも日本の伝統や文化の継承と、コミュニティーの活性化に貢献できたらと思います。