オフ会で思ったこと
去年10月にあったイベントで関わった仲間たちで集まった。
イベントの後もオンラインでやり取りはあったが実際に会うのはあれ以来。
年齢的には自分の同世代から下世代。
みんな置かれている状況やライフスタイルも違う。
同じなのはメルボルンで生活をしている日本人ということ。
子育て中の人が半分くらい。
独身の人も数人。
僕とは人生のステージが違う。
僕はほぼ子育ても終わり、50代もすぐそこで自分の老後が見えてきた感じがする。
子育ては楽しいけど大変だ。
子育てに関しての情報はたくさん必要で、それに加え物理的に子供には手も掛かるし助けが必要になる時も多い。
僕がメルボルンに来た頃はインターネットがあまり普及していなかった。
だから現地での日本に関する情報が必要なときは、定期的に発刊されるローカル新聞を見たり、その中に宣伝されている集まりに実際に参加したりしていた。
街にも日本人が集まる場所があって張り紙がしてあったり、スタッフがいたりした。
今では色んなことがオンラインで出来るし、SNSもあるしそういう場所はほぼ無くなった。
色んな話を聞いていてやっぱり思うのはローカル歴が長いことが多少はアドバンテージになるということ。
今までの流れがわかっているから滞在歴が短い人よりも全体が見える。
今までに聞いたことがある話もよく出てくる。
生活していると大体同じような悩みや質問が出てくるものだ。
もちろんフレッシュだからこそ出てくる意見や感想もあってそこはおろそかには出来ない。
慣れすぎてもう感覚が麻痺していることもたくさんある。
常に傲慢にならず柔軟に受け入れていきたい。
長くいる者として何ができるか。
本当に考えさせられる。
若い世代がたくさん来ている。
優秀な人も多い。
どんどんテクノロジーが発展している。
その時々のテクノロジーネイティブたち。
自分も頑張って学ぶがネイティブには勝てない。
生まれた時からそれが当たり前で育ってきている人。
もうそうなったらその人たちにやってもらった方が早い。
自分は他のところをやる道をとることにする。
話していて僕が思ったのは、昔はメルボルンにいる日本人の数が少なかったから小さな村みたいな感じでお互い支え合ってなんとかなっていたということ。
コミュニティーの規模が小さくてわざわざ組織を作るほどではないとも言える。
ただ今ほど人数が増えるともう手に負えない。
組織や仕組みがあった方がスムーズにいく。
昔からいる人たちはどんどん年老いていて、でも昔のやり方しか知らないか、そこまで手や気が回ってない感じがする。
僕は高齢者と若い世代の間にいる。
自分もいずれは歳をとるし、今若い人たちもいずれは歳をとる。
若いうちから備えておくに越したことはない。
参加者の1人が作ったあるオンライングループは、初めは利用者が少なくて大変だったが今ではかなりの数の人が使うグループになった。
人に会ってお願いしてコツコツ積み上げた成果。
やはり30代くらいが一番体力もあり、そして経験や知識もあってなんとか出来る年代だと僕は思う。
人検索の時代が来ている。
「あっ、それならあの人ならやってくれるよ」
「あの人に聞いてみれば」
メルボルンにも昔からある集まりがいくつかあって、それぞれの集まりが高齢化が進む中であまり良い手を打ててない感じがする。
会員や役員が高齢になって体力も衰えて会の継続が出来ないという話も聞く。
引き継ぐ人がいない。
ただ潰すにはもったいない。
歴史があるし、つながりもあるわけで。
会がなくなれば全てが消える。
こんな場所でも同じく高齢化が問題になっていて考えさせられる。
そういう自分自身も、自分の思考は続いているからいつまでも若い気持ちでいてあまり考えてこなかった。
でも歳をとり体力や精神力の低下が実際に感じれるようになってから、初めて本気で考えるわけで、みんな同じようなことなんだろうなと推測する。
じゃあここからどうするか。
色々考えさせられたオフ会でした。