ついでにもう一個。
オンラインデーティングのネタをもう一個。
オンラインデーティングを始めて間もない頃の話。
興味のサインを送った相手から返事があった。
そしていつも通りのチャットの応酬が始まる。
チャットを始めてからそんなに経っていない頃(当日か次の日)にいきなり向こうから使用しているオンラインデーティングのウェブサイトやアプリだと通知が来ないからやりにくいと言われWhatsAppでチャットをしようと提案された。
僕もいちいちオンラインデーティングのアプリを開いたりするのが面倒だから、大賛成でですぐにWhatsAppに移動した。
彼女はエストニア人。
可愛らしい笑顔がアイコンになっていた。犬と一緒の写真。
年齢は若かったと思う。30くらい。
何も深く考えていなかったし、別れが確定して間もない頃だったし、オンラインデーティングも初心者だったし、誰かと話を出来ればそれでよかった。
アメリカ生まれ。アリゾナ州、フラッグスタッフというところ。
父親が家具職人。彼女は自分で家具を卸売と販売しているということだった。自営業。
母親が小さい頃にいなくなり、祖母に育てられたとかだったと思う。
数多くの父親や祖母からの言葉を語ってくれた。
とても哲学的な言葉をたくさん言ってくれ、同情的でとても癒された。
僕が住んでいるところとは正反対の半島に住み、片道2時間以上かかるなぁと思っていた。
最初に見た時はシティーとなっていたのでまあシティーぐらいならいいかと思っていたのに失恋で引っ越したとのこと。
しかも彼に裏切られてとても傷ついたということだった。
馬鹿な僕は、まっ、休みの日に一日利用して行けばいいかなぁとか思っていた。車で行くのが面倒だから電車で行ってもいいなぁと。
傷ついている時にすぐに反応があるのは精神的にとても助かる。
おはようやおやすみを心を込めて言える相手がいるのはとてもありがたかった。
四日目くらいだろうか。
朝はいつも通り、おはようから始まったと思う。
しばらくしてから例のそれが来た。
マサ、今話せる?
とても大変なことが起きたの。
そうなるともちろん僕もどうしたのとなる。
商品が届く予定なんだけど、予定が早まっていて、でも今お金を払わないと輸入が滞ってビジネスが回らなくなる。
少しお金を貸してくれれば利子をつけて返すから。
そんな内容だったと思う。
キターッ。お金が欲しい。
その瞬間にサーッと醒めて、あっ、騙されてたなと。
アカウントを削除して終了。
何度か僕の名前を呼んで、気に障ったのねっていうメッセージが来ていたが削除した。
まぁ、本当に色々あるんだなぁとまたまた勉強になった。
本当のことを言えば、出来ればこんな体験はしたくなかったが。
とても親身になって聞いていてくれたなぁとは思ったが、後で考えてみると騙そうとする人がこういえばいいみたいなテンプレートがあってそれをコピペしてたのかなぁと思う。
とにかくセリフが長かったもんなぁ。
父がよくこう言っていたとか、祖母がいつもこう言ってくれたみたいな。
けっこう簡単に人を信じてしまう方なのでちょっと疲れる。
別に深い関係にならなくてもいいんだけれど、話がつながっていた方が楽だからね。
いちいち1から説明するのは疲れる。
この件と前の件を通して思ったのは、あまりテンポ早く行くのは失敗のサインかなとも思った。
でも時間が勿体無いからね。さっさと見切りをつけたいと思うんだよね。お互いのために。
根からのせっかちなのもあるかな、自分自身が。
いやあ、もう疲れてきた。
経験がものを言うとは思うがやっぱりこんな経験はしたくなかったなぁ。
まぁ、今回はこんな感じで。
書いてみるとあんまり面白くなかった。
ごめんなさい。