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コミュニティの持続可能性

先週末、メルボルンにある日本人グループが主催するファミリー向けの七夕イベントに参加しました。

2週間前の別のイベントとは異なる趣旨とセットアップで、適度な参加者が集まり、特に子供たちの楽しそうな様子に心が温まりました。

個人的な振り返り

自分の子供たちが小さかった頃を思い返すと、仕事に追われて余裕がなく、このようなイベントに参加する機会がほとんどありませんでした。

今、ボランティアとして参加することで、いわば当時の自分を許してもらおうというような気持ちになります。

イベント運営の課題

このグループのイベントに参加するのは2回目でしたが、会場の場所がわかりにくいという問題に気づきました。

主催者側にとっては馴染みの場所でも、初めて参加する人には難しいようです。

前回も今回も同じ指摘がありました。

これは、長年存続しているグループによくある課題かもしれません。

コミュニティの持続可能性

このグループはメルボルンで長い歴史を持っていますが、それゆえの課題も見えてきました:

  1. 世代交代の必要性:元々のメンバーは年を重ね、子供たちも成長しています。新しい世代の若い家族を取り込んでいく必要があります。

  2. ノウハウの継承:イベントの進行や盛り上げ方など、長年の経験で培われたスキルを次の世代に引き継ぐことが重要です。

  3. オープンな運営:会を特定の個人の所有物ではなく、誰でも参加しやすい「入れ物」として形作ることが大切です。

  4. 歴史の活用:長い歴史は貴重な資産です。過去の思い出や経験を共有し、参加型の会にしていくことで、より魅力的なコミュニティになるでしょう。

世代間交流の重要性

イベント後の慰労会では、年配の方々との会話を通じて、世代間交流の課題も感じました:

  • 長く住んでいる永住者の方の過去の思い出や功績を聞くことも大切ですが、それと同じくらい若いフレッシュな目線での意見や感想も重要です。

  • 過去の経験を分析し、現在と未来に活かすことが重要です。

  • 次世代を担う人々の役に立つ話や、若者との建設的な議論が、コミュニティの発展につながります。

結論

長年続くコミュニティの価値は計り知れません。

しかし、その持続可能性を確保するためには、新しい参加者を歓迎し、世代を超えた交流と知識の共有を促進する必要があります。

過去を尊重しつつ、未来を見据えた取り組みこそが、コミュニティの真の強さを生み出すと実感しました。

メルボルンの日本人コミュニティが、これらの課題に積極的に取り組み、さらなる発展を遂げていくことを心から願っています。

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