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Leica CLのサイドグリップを自作する

いわゆるM型のライカを使っていたとき、もともとMも小さいのは分かっていたけれど、やっぱりもっと小さいカメラが欲しくなり購入したLeica CL。

そんな中で感じたのが小さいと手が余るぞということ。M8以降にはサイドグリップが取り付けられる(それ以前は巻き上げのがあったりするらしい)し、レザーケースに膨らみをつけたものとか、デジタルのCLにもサイドグリップがあったり。

正直、フィルムのLeica CLを使ってる人は多くないはずなので、純正・社外を含め既製品でサイドグリップが出てるわけないよなぁと諦めてはいたけれど、いざ探してみるとホントに無い……。ならば作るしかないか、、、ということで自作してみることにした。


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色味がばらっばらなのはご容赦ください。

台座はメイプル、グリップ部分は黒檀や杉・檜などをレイヤーにしてみました。ネジは某通販で購入、フェルトやコルクはその辺にあったものを利用。フィニッシュにはヴァイオリン用のニスを塗って仕上げてみました。

ボディ底面の出っ張ってる部分に合わせて丸く穴を彫り込むところと、ボディのフォルムに合わせて台座を面イチに切り出すところが、今回の「木工してるな、今」のハイライト。ボディ正面向かって左側のカーヴに合わせてグリップのカーヴを繋げつつ成形する工程は、ヴァイオリン製作に似たものを感じました。グリップ右側の直線部はカメラの革と金属部の境界線に合わせて統一感を演出してみたり。プロダクトデザインって奥が深いのだろうなぁと思います。


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完成はこんな感じ。CLには50mmとかじゃなくて、やっぱり40mmズミクロンを付けたくなりますが、NOKTONクラシック40mmのS.C.にBiogon35mmZMのフードを付ける、というのを自分はやりたい。そうそう、CLにBiogon35mmをフード付きで装着すると、フードが距離計窓の視界を少し遮ってしまい、ピント合わせが難しくなるのでご注意です。


実際にサイドグリップを付けてみての操作感は、感じとしてはSONYα7のグリップみたいな感じ。男性の手だと小指が落ちる感じといえば伝わるのかな。サムグリップは巻き上げレバーを使うので、これとの組み合わせでホールドの安定感が一気に増します。そして無駄に片手でフィルムの巻き上げが出来るようになったのが収穫になるのかな、使わないけど。

指の腹が当たるところのフォルム・形状はもう少し改良できるのかもしれませんが、まぁ、個人で使うだけなので大満足ということで。木材加工を生業にしているので、メカメカした金属機械と木材の融合は萌えるんですよねぇ。アルミ製のボディなので底面の保護にも一役かってくれそうだし、ベージュの革ストラップとも色が合っている(と本人は思っている)のと、縦掛けしたときの見た目がかなり気に入っています。2020年の春現在は感光に出づらい社会状況ですが、これをぶら下げて早く出掛けてみたいものです。


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Tashinchu
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