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久々に蛇腹カメラを持ち出す

Rolleiflex(mx、以下R’flex)を購入してから、その撮影のしやすさがとてもよろしいのであまり持ち出さなくなっていたMamiya6。空シャッターを切ったり蛇腹可動部の蓋を静かに開け閉めするなどして、固着しないようにはしているもののフィルムを装填して持ち出すことは久しくなっていた。
そんな2021年のはじめ、今まで使ったことが無かったARISTA200フィルムを某フリマサイトで購入したので、白黒スクエアしようと思い立ち今日はMamiyaとお出掛けを。

まだまだコロナなので独りで外を歩くだけ。山手線を分割払いで行脚する、山の手お遍路が最近のお気に入りなのだ(また几号水準点ハントも再開せねば)。山手線は1周約34Kmだから、道のりだったとしても行動時間を10時間(34Kmの単純計算だど7時間強)で設定すれば、普通に一括払いで踏破することも可能なのだけど、写真をとりながらだと12時間とか掛かってしまいそうなので分割で。
この日は有楽町駅→日暮里駅の6km少しを約2.5時間かけて歩いた。ちなみに、カメラは他にRolleiB35も持参して、こっちにはKodakGold200を詰めている。Mamiya6に露出計が無いのでB35が簡易の露出計の役割も果たしていることになる、ハズ。そこまで気にしてないけど。

有楽町日暮里001

有楽町日暮里009

有楽町日暮里007

有楽町日暮里011

有楽町日暮里002 (2)

有楽町日暮里013

有楽町日暮里011 (2)

有楽町日暮里016

有楽町日暮里025

有楽町日暮里033

(EPSON V500をそのまま取り込んで出し)



太陽は出ていたけれどビルに遮られてほとんど明暗のない都会の午後の風景になってしまった。夕刻の露出がアンダー過ぎているのも駄目だね。
歩いてみると、駅の位置関係や街割りの変遷なんかが実際にこの目で見られて楽しい。神田駅周辺なんか、明らかに山手線の方が遅れてやってきた新参者なのにデカい顔している。初めて神田駅をホームからじゃなくて地面に降りてみて気づくことがある。地図でも見えてはくるんだけど。なんか逆吉祥寺みたいだった。

Mamiya6は645としても撮影ができるけれど、所有している個体は赤窓がスクエア用しかなくて、オートマットの巻き上げも安定しない(←修理に出せ!)のでいつもスクエア。645だとカメラを縦に構えないといけないのも、それはそれで同じ蛇腹のアレっぽくていいんだけどストラップが邪魔、、だから潔く12枚で生きていくのでありますよ。

R’flexやSummicronとBiogonのようなキレッキレの写真もいいけれど、Zuikoの写りもまた味があるんだなぁ。拡大してみると緻密に描写しているし、とても約70年前のレンズとは思えないながらも、レトロ加工じゃない素の状態でノスタルジア。これはもっと持ち出していかなきゃ罰が当たる、と反省しまくりのデジタイズ中であった。

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