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第125回おうちでレガシー カバレージ Round3 なぼっくす(ネクロストーム) VS シェリ(ボロスイニシアチブ)

様々なデッキが跋扈するレガシー。しかし、この中で窮地に立たされているデッキがある。「ANT」に代表されるストームデッキもその中の一つと言っていいだろう。始動したときの安定感は抜群であるのだが、一方で始動までにある程度の時間がかかるため、高速化してしまった現状のレガシーでは相手より先んじて動き出せないという側面が強調されてしまっている。

ならば相手より先に動き出せばいいのではないか?そう考えたプレイヤー「なぼっくす」が持ち込んだデッキは「ネクロストーム」。構造は極めて単純。1ターン目に《ネクロドミナンス》を置き、その上でエンドステップに19枚カードを引き込み、引いたカードを駆使してストームを稼ぎ、そのターンのうちに勝利するデッキである。

今回このデッキに相対するは「シェリ」の「ボロスイニシアチブ」。早期に《虚空の杯》《苛立たしいガラクタ》で相手の動きを止め、各種クリーチャーを叩きつけて勝負を決めるデッキである。

本来であれば上記2種のカードがかなり厳しいと言えるストームデッキ。しかし、言い換えれば「置かれる前に動けば勝てる」という事。奇しくも先手を取ったのはなぼっくす。果たしてこのゲームの行く末は。

■Round 1

先手を取ったなぼっくすは《嘆きの大霊堂》を展開し、《水連の花びら》を2枚プレイ。更に《陰謀団の儀式》を唱えて4マナを捻出すると、《鏡に願いを》をプレイしていく。

協約コストに《嘆きの大霊堂》を差し出しサーチするのは当然《ネクロドミナンス》。早速エンドステップにカードを19枚引き込むと、手札の《猿人の指導霊》《エルフの指導霊》を追放し、《魔力変》をプレイ。青マナと黒マナへ変換していく。

そして黒マナを《暗黒の儀式》で増やしつつ、余った青マナを使いつつ《風に運ばれて》をプレイ。これで手札のカードを全て唱えられるようにしたなぼっくすは、念のため《強迫》をシェリにプレイ。情報アドバンテージを取られたまま負けることを嫌ったか、シェリはここで盤面を畳んだ。

なぼっくす1ーシェリ0

■Round 2

続くゲーム。シェリは《古えの墳墓》を展開。1マナで《苛立たしいガラクタ》を展開すると、更に《猿人の指導霊》を追放し《虚空の杯》をX=1で展開。お返しと言わんばかりになぼっくすの動きを封じる。

ここから攻勢に転じたいシェリ。しかしここで痛恨のマナスクリュー。後に繋ぐことが出来ず、そのままなぼっくすへターンを渡す。

本来であればかなり厳しい状況と言っていいなぼっくす。しかし、全勝決定戦まで歩を進めていることもあり、仕上がっていると言ってもいいだろう。「こんな置物で俺が止まるか!」と言わんばかりに、まず《耐え抜くもの、母聖樹》で《虚空の杯》を粉砕。《自然の要求》で《苛立たしいガラクタ‘》を処理していく。

妨害手段がなくなったことを確認したなぼっくすは、《暗黒の儀式》+《猿人の指導霊》から《鏡に願いを》をプレイ。既に展開していた《嘆きの大霊堂》を《ネクロドミナンス》へと変換していく。

そのまま19枚ドローし、先と同様の手順で《風に運ばれて》をプレイするなぼっくす。手札のカードを吐き切って十分なストームを稼ぎ切ると、《鏡に願いを》からフィニッシャーである《苦悶の触手》をサーチしてプレイ。

勝者なぼっくす。見事《ネクロドミナンス》からコンボを繋ぎ切り、全勝をもぎ取った。

なぼっくす2ーシェリ0

■Round 3

■デッキリスト

■対戦動画


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マッサン
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