見出し画像

第126回おうちでレガシー カバレージ Round2 ぺぽ(赤単プリズン) VS シェリ(ボロスイニシアチブ)

2024年10月、レガシーの祭典EWE。並み居る強豪をかき分け、玉座に座ったデッキは、「赤単プリズン」であった。

コンボを封殺する《苛立たしいガラクタ》や多色デッキ、エルドラージを封殺する《血染めの月》で序盤の状況を固定させ、《舷側砲の砲撃手》や《再誕の刃、ラエリア》、《パイロゴイフ》で攻め立てる。そして失ったアドバンテージは《一つの指輪》で回収していく、どこを切っても死角の無いデッキと言えるかもしれない。今回「ぺぽ」がおうちでレガシーに持ち込んだデッキがこれである。

一方で、レガシーには同様の構造を持ちながら、全く構成要素が異なるデッキが存在することを忘れてはいけない。それが「シェリ」の持ち込んだ「ボロスイニシアチブ」である。

序盤は《選定された平和の番人》《エメリアのアルコン》でしのぎつつ、頃合いを見計らい《練達の地下探検家》といったイニシアチブ能力を持つクリーチャーを投下。アドバンテージを《地下街》で稼ぎつつ、そのまま相手のライフを削り取り勝利するデッキである。

現環境に覇を唱えたデッキと、同じ哲学を持つデッキ。似たような構成の二つのデッキだが、攻撃性という意味ではボロスイニシアチブに一分の利があるか。果たしてこの勝負の行方は。

■Round 1

ぺぽはまず《苛立たしいガラクタ》を投下。シェリの《金属モックス》や《水連の花びら》を防ぎ、戦況を自分に傾けていく。そのままの勢いでぺぽは《鏡割の寓話》を投入。一気にシェリに圧力をかけていく。

シェリは《剣を鍬に》でトークンを処理しつつ、続くターンで《古えの墳墓》を設置。《選定された平和の番人》をプレイしつつ、ぺぽの手札にあった《鏡割りの寓話》をコール。後続の展開を阻害していく。

しかし、ここでぺぽは《再誕の刃、ラエリア》をドロー。そのまま盤面に叩きつけ、シェリのライフを削りにかかる。万事休すと思われたが、ここでシェリは《精霊界の接触》をプレイ。何とか《再誕の刃、ラエリア》を除去していく。

だが、ぺぽの勢いは衰えない。ぺぽは更に《舷側砲の砲撃手》を展開し、そのままシェリへコンバット。そのまま《苛立たしいガラクタ》を差し出し《選定された平和の番人》を対処。加えて《引き離しの噴火》で《古えの墳墓》を破壊。いよいよシェリの身に危機が迫る。

が、ここでシェリも《舷側砲の砲撃手》を投下。そのまま《金属モックス》を唱え、ぺぽの《舷側砲の砲撃手》を吹き飛ばしていく。

しかし、ぺぽは満を持して《一つの指輪》を展開。ここまで失ったカードを引き込みつつ、二の矢をつがえにかかる。


さて、この盤面、一見するとぺぽがかなり押している盤面のように見える。しかし、ここで目線を変えてみよう。ぺぽの盤面にある土地は《古えの墳墓》。ここまでのプレイは全てこのカードを介して行われている。

つまり、かなりの量のライフを差し出しており、事実として、現状ライフは4点まで押し込まれている状況である。

この好機をシェリが逃すはずがない。シェリはありったけのマナを使い、《練達の地下探検家》をプレイ。《地下街》に潜りつつ、ぺぽの喉首を書きにかかる。

ぺぽは《激情》を想起コストで唱えなんとか当座をしのぐが、今度は《一つの指輪》の重荷カウンターがのしかかる。そこに投下されるシェリの《舷側砲の砲撃手》。これでライフが次のターンまで持たないと判断したか、ぺぽが盤面を畳む。まさかの展開で1ゲーム目は幕を閉じた。

ぺぽ0ーシェリ1

■Round 2

2ゲーム目、マリガンしたぺぽは《金属モックス》2枚と土地から《血染めの月》を展開。シェリのマナの機能不全を狙いつつ、このまま3マナのカードが引ければ勝てると踏んだか、思い切ったスタートを切っていく。

しかし、シェリは順調に土地を伸ばしていく一方で、先のゲームの反動が来たか、思うようにカードが引けないぺぽ。土地を伸ばしたぺぽは《鏡割りの寓話》を設置し、さらにそこから《練達の地下探検家》をプレイ。一気にぺぽのライフを削りにかかる。

何とかして対応したいぺぽだが、流石に初動にここまで差がついてはどうしようもならず、そのまま盤面を畳むこととなった。

ぺぽ0ーシェリ2

■Round 3

■デッキリスト

■対戦動画



いいなと思ったら応援しよう!

マッサン
よかったらサポートして頂けると幸いです。MTGアリーナの活動などに充てたいと思います。