天皇はなぜ男系継承ではなくてはならないのか?
天皇はなぜ男系継承ではなくてはならないのか?
個人的に、天皇の継承の在り方に特定の意見がある訳ではないのですが、この論争を客観的に観た時に感じたことを記事にしておこうと思います。
なお、あくまでもここに書いてある内容は、個人の憶測、妄想、邪推などがふんだんに盛り込まれておりますのであらかじめご了承ください…。
色々な見解や意見がある中でとても腹落ちした意見を深堀したいなと思います。
それは、「特に理由はなし、過去ずっとそうだったから」というものです。
これは決して前例主義とか思考停止とかそういう範疇の話ではないと思います。
例えば樹齢1000年を超えた屋久杉を、人々はなぜ切らないのか、切れないのか。
この問いに近いものがあります。
そこには畏敬の念や、畏怖の念があります。
その存在、存在感の偉大さや素晴らしさに圧倒され、その存在を断つことに恐怖すら感じる。
これは、昔から八百万の神とか、いわゆるアミニズム的な日本人独特の感覚、感情、感性によるものでしょう。謂わば日本人固有のアイデンティティです。
天皇が国民の象徴という極めて抽象的な概念で在り続けることを担保するため、その在り方を変えてはならないということなのでしょう。
男系継承を断つということは、その在り方に加担できることの証明であり、極めて抽象的な存在であった天皇が、具体的な存在になってしまう恐れがあるのだろうと思われます。
このように、継承というシステムの話ではなく、概念の話になってくるので、答えを出すことが難しいんだな感じた次第です。
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