一人暮らし記 1/26-27
金曜の朝、いつものように自転車で通勤していたところ職場の近くで派手に転倒した。自転車のかごに入れていたかばんから水筒がころげでて、狭めの道なのもあり通行の邪魔にならないようとにかく足早にその場から離れた。ジンジンチカチカする体を職場に持っていき、トイレで状態を見る。一番ひどかったのは膝で、ズボンに穴が空き(お気に入りだったのに)小学生のような擦り傷が広範囲にできていた。とりあえず応急処置の絆創膏を貼る。ひざの隣がふくれていてひざが2個あるみたいになっているけど、気が動転しているのもあって痛さはまだない。その他にも痛いところは何箇所かあるけど、とりあえず大丈夫そうなので仕事。
休憩中に手当てに必要なものを買いに行く。ひざの腫れは骨的な腫れではなくなんらかの液でパンパンになっているだけのようだったのでよかった。でもひざを曲げようとすると痛いしなんらかの液が出てくるのでよくない。(読んでいる方、汚い話ですみません)職場の近くにドラッグストアがないのでコンビニや小さな薬局をいくつかまわった。キズパワーパッドが欲しかったけど売っておらず、普通の大きい絆創膏とマキロンを購入。急いでお弁当を食べて処置をした。
帰りはおそるおそる自転車に乗って帰宅。ひざを曲げるのが怖くて片足だけこいだら意外といける。スーパーに寄って無事にキズパワーパッドを買った。すでに貼ってある絆創膏を貼り替えるのが怖くて、明日にしようかと思ったけど説明書を読むとキズパワーパッドはけがをしたらすぐに貼らないと意味がないらしい。勇気を出して貼り替えた。えーん、と言いたくなる気持ち。
こういうけがをするのは何年ぶりだろう。自分のせいで負った傷を一人で手当てしていると情けなさと心細さでいっぱいになったけど、そういえば弟も数年前に自転車で転倒し、顔面からこけてド派手にけがをしていたのを思い出す。あれに比べたら、と少し元気が出たので弟にありがとな、とラインを送った。晩ごはんは残り物のカレー。すみちゃんといつものように遊ぼうとしたら体のあちこちが痛く、何も知らないすみちゃんが遠慮なく足に乗っかってくるのでそのたびに少し大げさな声が出る。
次の日は9時前まで寝ていた。起きて、ひざと格闘しながらシャワーを浴びる。けがをしたのが金曜日でよかったかもしれない。家を出る直前にキッチンから大きな音がして、見るとコーヒーを入れている密閉瓶がひとりでに開いてコーヒーの粉をまき散らしていた。たぶんわたしの閉め方が甘かったせいだけど、密閉瓶に文句を言いながら粉を片づける。昨日からツイてないって感じ。
職場の人(年末にやめてしまった)が車で迎えに来てくれて、市場を見に行った。会うのは大体ひと月ぶりで、お互いに近況を話す。ひと回り以上年上の方だけど、わたしはなんとなく勝手に親近感を覚えていて、もう少し仲良くなりたいなと思っている。市場に着いて色々とお店を見て回った。市場って見ているだけで楽しい。欲しいものあったらどんどん買いな!と言われるが、どれもサイズが大きいのでなかなか購入には至らず。値札から大幅に割引されているびんちょうまぐろのサクだけ購入。でも午前中からこんな割引をするわけがないから、嘘の値札なんだろうな。まあ楽しければよし。お昼は回転寿司屋さん。海鮮に飢えていたのでたくさん食べたいと思ったけど量はそこまで食べられず。トロ三貫盛りをひとくち食べたらおいしくて、つまさきから頭のてっぺんまでじわ〜と「満足」の気持ちが満ちてきて、最近の食事ではなかなかない良い気持ちになった。
市場のあとは天気がいいね、とドライブをすることに。本当に天気がよくて、車の中が暑いくらいにあったかかった。ファミレスに到着して外気を浴びると気持ちがいい。派遣さんが勉強中だという占星術をしてもらったのでそのことについて話した。占星術の話は難しくてわからないところも多かったけどふむふむと聞く分にはおもしろい。今までの人生、これからの人生を年表のように見ていってなるほど、と思ったり。30代、40代はいい時期とのことで安心するとともに、とはいえいい時期にしていくのは自分なんだよな、とジェーン・スーさんの言葉を思い出したりした。
暗くなったので6時頃に解散。足のけがをとても心配してもらい気恥ずかしい。だけどたしかにひざはまだ結構痛くて(傷の痛みなのか打撲の痛みなのかわからない)、今日は休日モードなのもあり周りから見たら大げさなくらいひざをかばって歩いていたかもしれない。帰宅するとAmazonで注文したマルカの湯たんぽが届いていた。予定より早く着いてうれしい。さっそく取り出して説明書を読み、コンロで温めてみる。思ったより大きくて、満水にすると重いし火傷しないかひやひやする。サイズ失敗したかなあと思いながら布団に入れて、しばらくして自分も布団に入ったらめちゃめちゃあったかい!別に布団に入って眠ってしまえば冷えはそこまで気にならないと思っていたけど、いや、全然あったかい、あったかいのって気持ちいい。