バーニヤスケールって何?結構便利って話
ノギスは挟んだりして大きさを測る道具
簡易的なノギスやデジタル式のものを除けば、だいたいバーニヤスケールがついている。
本尺(メインの目盛り)についてる副尺(爪がついてて動く部分)に書かれている0〜10の目盛りのことをバーニヤという。
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これはなんなのか?
ざっくり簡単にいえば1mm以下も読取ることができる便利アイテム。
下画像では何も挟んでないのでメインが0でバーニヤも0。当たり前。
普段はメイン目盛りとバーニヤの0目盛りでモノを測る。(これはノギスの一番単純な基本操作)
しかし世の中には下画像のようなことがよくある。
普通にバーニヤの0目盛りだけ読めば1cmとあとちょい0.4〜0.6mmくらい?
だってわかんないよ!1mm以下の目盛りが無いんだもん!
そういう時に使うのがバーニヤです。
バーニヤの0目盛りがメイン目盛りに対して半端な時、そのバーニヤのとなりの数字を順々に見ていく。
するとバーニヤの4と6の間、つまり5がメインの目盛り(この時はたまたま2)にピッタシに揃っている(※その他のバーニヤ目盛りは微妙に揃ってないのが重要)
この時のバーニヤの5は何を示すのか?といえば
0.5mmの5を示している。
つまり、今挟んでるモノの大きさは1cmに0.5mmを足して1.05cm(10.5mm)となる。
※例えばバーニヤの3.5がメイン目盛りのどこかに揃っていた場合は1cmと+0.35mmで1.035cm(10.35mm)になる。
これで記事冒頭の
ざっくり簡単にいえば1mm以下も読取ることができる便利アイテム。
の意味がわかると思う。
工業系、ものづくり系の人からすれば基本中の基本知識で何を今更!なことだが、普段ギターやベースの設計に使うにあたって改めてバーニヤスケールて便利だなと感じたので記事にしてみた。
ここでバーニヤを知った人は少しノギスが欲しくなったかしら?(意外に便利だから買ってみてね)
バーニヤスケールの発明者ピエール・ヴェルニエ(Pierre Vernier, 1580-1637)に敬意を。
追伸
これダイソーの100円瞬間接着剤。
少量で区切ってあるので便利。
他メーカーのは容器がデカくて、ちょこちょこ使いだと蓋がダメになったり、中で硬化して後半そのままゴミになるパターンが多いからね。