それでもきっと、わたしは書くことをやめられない
わたしはずっと、自分は文章を書くことが好きなんだと思っていました。
しかし、世の中には、本当に本当に書くのが大好きで寝食を忘れてしまうほどという人もいる。
それに比べて、わたしは全然文章を書いていないし、好き度合いで言ったら美味しいものを食べたり、お昼寝したりのほうが好きかもしれません。それらに苦しみを感じたことはありませんから。
だから、わたしの「文章を書くのが好き」というのは単なる思い込みなんじゃないか、そう思い込みたいだけなんじゃないかと思うわけです。
わたしは、頭がいいわけでもありません。運動ができるわけでも、話が面白いわけでもありません。容姿だってコンプレックスだらけだし、性格だって悪い人間です。
そんな自分の中で、唯一好きな部分が「文章を書くことが好き」なところ。
わたしにとって「文章を書くこと」というのは自分らしさとか、アイデンティティとかそういうところに深く関わっている。
逆に言えば、それすらなくなってしまったら、わたしには何も残らない。
そんな状態になりたくない恐怖心から、「文章を書くことが好き」と思い込み続けているのかもしれないです。
たぶんこの思い込みは死ぬまで続くでしょう。
今28歳なのですが、30になっても40になっても変わらず、「わたしって文章書くの好きなのかな」と疑問に思いつつ、何かしら書いている未来が容易に想像できます。
きっと書くことはやめられない。
素人ながら、書けないことに苦しむこともありますが、もう諦めるしかないです。
それがわたしなんだなぁと。
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