【ゴールデンウィーク特別企画】ウズベキスタン体験記④日本料理屋で犬を食す・マハッラの羊泥棒
ゴールデンウィーク企画ということで、2008年7~8月と2009年9月にウズベキスタンに滞在した時のことを綴ろうと思います。忘れている部分も多いので、編年体ではなく、エピソードを取り上げる形で書いていきます。
あるとき、友人の高校?の同窓会に一緒に行く機会があり、日本料理屋に行きました。その名も「山葵」!!今になって写真をよく見てみると「ヨーロッパ・アジア風料理」と書かれていて、なんじゃそりゃという感じですが、ウズベキスタンにとってはとにかくエキゾチックなお店ということだと思います。モスクワでも寿司とアルコールと水タバコが同じ店で提供されていたりするので、自国以外のものは全てまとめておしゃれなのでしょう。
店内に入ると、友人の友人たち。一通り紹介を終え、雑談していると「日本人は犬を食べるのか」という質問。普通は食べないと回答すると、メニューを見せてきました。そこにはсобака(サバカ)の文字。ロシア語で「犬」という意味です。確かメニューの中の日本料理の中にあったと記憶しています。韓国や北朝鮮とごっちゃになっているのはよくあることだと思ったので、特に気になりませんでしたが、せっかくなので犬肉を食べてみようということになりました。
肝心の写真をちゃんと撮っていなかったことが悔やまれますが、見た目はこんな感じです。トマトソースの煮込み料理でした。肝心のお味の方ですが、悪くはなかったです。というより、かなり煮込まれていて、特に匂いや癖もなく、もはや何の肉を食べているのかわからないくらいでした。しかも、骨が多くて肉が少ないので、あまり食べた気もしませんでした。皆さんはウズベキスタンに行ったらおとなしく羊を食べましょうね。
話は変わりますが、マハッラの中に、羊泥棒で刑務所に入っていた人がいました。生きている羊を盗もうとして捕まっているわけですが、実は中央アジアではよくある話で、トルクメニスタンでは羊飼いのアルバイトに盗まれたりするケースが多いようです。そのため、さらに羊飼いのアルバイトを監視するアルバイトを雇ったりするという話を聞きました。現金を盗んだ方が暴れないしコンパクトでよいと思うのですが、どうして家畜を狙うのでしょうね。(ウズベキスタンでは紙幣がデノミするまではコンパクトではないかもしれませんが。)外にいるから盗みやすいのでしょうか。それとも財=家畜というイメージが強いからでしょうか。トルコ語やトルクメン語でも「財産」と「家畜」はmalという同じ単語を使います(ウズベク語ではどうなんでしょう)。話がウズベキスタンとトルクメニスタンで前後して申し訳ありませんが、トルクメニスタンでは財を現金で貯蓄するとお金持ちに見えてよくない(いろいろあるんです)ので、田舎で家畜として蓄えるという裏技もあります。ところ変わればというやつですね。皆さんは羊を盗まないようにしてくださいね。
【おまけ1】ドラえもんの体の女の子とドラえもんの顔の生物
首を切って入れ替えれば著作権OKなのか。なるほど。
【おまけ2】作って売っているおじいさんに無理やり写真を撮らされた彫刻
レーニンかな?
(明日につづく)