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トルクメニスタンのロシア式サウナ

トルクメニスタンには町のいたるところにサウナがあり、男性を中心にサウナが楽しまれています。ソ連時代の影響か、ロシア式のサウナが一般的です。システムが完全にロシアと同じかどうかは分かりませんが、貸し切りタイプ公衆タイプがあり、公衆タイプは貸し切りタイプよりも安価でサウナを楽しむことが出来ます。トルクメニスタンの場合は、全てのサウナを国が営業しており、めちゃくちゃ安く使えるところが特徴と言えます(2019年)当時。

ロシアのサウナ、バーニャ(баня)と同じく、ヴェーニク(веник)と呼ばれる葉っぱで体をたたいたりしますが、その辺はロシアサウナに関する記事が無限にあると思いますので、そちらをご覧ください。

貸し切りタイプ

貸し切りタイプのお風呂に家族や友達と大勢で行くのがトルクメニスタンでは一般的です。私の知る限りではロシアもそんな感じだと思っています。男女が二人で入る場合は夫婦であることを証明しなければ入ることはできません。エッチな目的で若者が使わないようにするためです。

まずは休憩ゾーン。サウナに入った後は涼んだり、ご飯を食べたり、お酒を飲む人が多いです。

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中には水風呂もあります。部屋のランクや場所にもよりますが。

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前のお客さんの忘れものが(笑)「ビールを石にかけると最高だぜ。」とロシア人のおじさんが言っていました。

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また、別途お金を払えば、おばちゃんがマッサージやあかすりをしてくれます。マッサージは痛かった記憶しかありませんが、あかすりは気持ちよかったです。マッサージはホテルのスパをお勧めします。

公衆タイプ

公衆タイプには一度目のトルクメニスタン滞在中によく通っていました。歩いてすぐ近くにあったので、お風呂代わりに利用していました。もちろん人がたくさんいますので、残念ながら写真はありません。公衆タイプは簡単に言うと、日本のスーパー銭湯の浴槽なしバージョンという感じです。ロッカールームがあり、洗い場と寝そべる場所があり、サウナがあるという感じです。

ここで驚いたのはみんなが全裸でサウナに入っていたこと!!です。日本からしたらそんなに変なことじゃないのは分かっていますが、私の場合はトルコの経験があったので、なんとなくトルコと同じかなくらいに思っていました。意外かもしれませんが、トルコでは男性の前で男性が全裸になるということはほぼありません。むしろ上半身もむやみに人には見せないという印象でした。少なくとも私の経験ではトルクメニスタンを「イスラム教の国だ」と強く感じることはあまりなかったとはいえ、丸出しのトルクメン人にすごく違和感を感じてしまいました。しまいにはみんなムダ毛の処理(もちろん下の毛も!)もサウナでしていく始末。まぁ私が外人の立場ですので、何も言う権利はありませんが。

最も、サウナに来ているトルクメン人はロシア文化に囲まれた環境で育った人だという可能性が高いとは思っています。そもそも店員さんはみんなロシア人のおばさんで、トルクメン語が伝わらないので、いつもロシア語で入りたいサウナのタイプを伝えなければなりません。私はここで、「おーぷしー」(共用)と「いんでぃヴぃでゅあーるぬぃー」(個室)という言葉を覚えました。お客さんも友達と連れ立ってきているのですが、皆話す言語はロシア語だった記憶があります。私もサウナではロシア語の練習をしようと、トルクメン語を封印しロシア語縛りにしていました。会話が盛り上がらないのですぐ終わってしまいましたが(笑)

以上、サウナの経験でした。なんといつも通っていた一番いいサウナの写真が見つかりませんでした。撮っていないのかも(かなしみ)。