トルクメン人家族のノウルーズ・トルクメン料理と踊りでお祝い
以前、国のイベントとしてのノウルーズのお祝いの様子をお伝えしました。
ノウルーズはもちろん各家庭でもお祝いされますので、今回はトルクメン人の家族とお祝いした様子をご紹介しようと思います。
まず、御よばれする時には必ず手土産を持参することを忘れてはいけません。私たちはケーキを買いました。ケーキには、たくさんのお花が咲き、Nowruz geldi ilime.「ノウルーズが来た、私たちの国に。」と書かれていますので、ノウルーズ期間専用のケーキなのでしょう。(以前カザフスタンがカザフエリにするとかしないとかで騒動になりましたがそのエリとilimizのilはおそらく同じ語彙です)。
お店にもたくさんのノウルーズケーキが並びます。トップの写真にもありますが、この右側のケーキのモチーフも草のような作りをしていますよね。これは、ノウルーズの象徴である、麦の新芽です。これを何十時間も煮詰めて、ペースト状にしてノウルーズに食べます。トルクメニスタンではセメニ(semeni)と言いますが、お隣のウズベキスタンではスマラクと呼ばれるそうです。私は苦手なので、写真も撮らなかったようです。
友人宅ではたくさん料理を用意してくれていて、その晩のメインディッシュはドグラマ(dograma)でした。dogramaというのは「みじん切りにすること」ですので、その名の通りパン、玉ねぎ、羊の肉をみじん切りにして混ぜた料理です。チョルバ(çorba)と呼ばれる骨付き羊から取ったスープをかけていただきます。トルクメニスタンのお祝いの定番料理の一つです。写真は女子たちが肉を細かくする様子(トルクメニスタンだと男がキッチンに入ると嫌がられるのでやめておきました。)。
別の時のですが、もっと良い写真があったので載せておきます。
ドグラマ以外にもいろいろ準備してくれました。
食事の後は、恒例のダンスタイムです。残念ながらダンスの動画はプライベートすぎてお見せできませんが、この時は私以外みんな女性だったので、私以外でみんなで楽しく踊っていました(笑)
駐在で普段退屈しているであろう妻が楽しそうにしていたので、良かったなーと安心した日でもありました。
帰りには食べ物から日用品まで、山ほどお土産を持たせてくれます。お客さんを大事にする文化も続いていますね。