かがみの孤城
積読消化しています。ずっと眠っていましたが読みました。
辻村深月さんの本は好きで今までも2冊読んでました。ならば本屋大賞作品も読もうと思って買ったのでした。
上下巻は長いですね笑。読み応えありました。
映画化もされるみたいですね。一緒に行く人がいれば行こうかな。
本のあらすじは不登校の中学生たちが鏡の中のお城に招待されて願いが叶うカギを探す物語です。
なんかよくあるファンタジーな話なのかなあと読む前はずっと思ってました。全然違いました。鍵探しメインじゃないっていうか日常って感じでした。
辻村さんの作品は心がほっこりする、背中を押してくれるものが多くて励まされます。
とってもいい作品でしたので皆さんも読んでほしいです。
最後のひもが解ける感じもとっても鮮やかでよかったです。
不登校の人の気持ち、私が中学生のころはよくわかりませんでした。
特にいじめとかあったわけじゃないしなんで来なくなってしまったんだろうってずっと思ってました。来なくて大丈夫なのかなって心配もしました。
理由はいろいろあるんだよね。
それがいいとかわるいとか関係ない。
私は休む勇気がなかったです。みんなに後れを取るとか、さぼっちゃいけないとかそんなことばかり考えてました。でも実際そうじゃんと今でも思います。みんなに合わせて、目立たないように、ミスをしないようにそんな生活をずっと続けてきました。
大学生の今はそんなこと気にする必要ないけどさ、やっぱり高校まではいろいろあるよね。部活嫌だったのにやめられなかったしさ。
あの人はいい、あの人はダメって学校でそういう物差しで人を見ることが根付いてしまった気がします。
それがいいとかわるいとかもわかりません。イフのルートなんてたくさんあって考えたらきりがないです。
小学校とか中学校の時私もいじられキャラで惨めな思いもいっぱいしました。いやなこともたくさんありました。高校の時は交友関係をシャットアウトしてたりもしました。独りぼっちではなかったですけど。
結局大学生になってからそれから解放されたので学校特有の関係性みたいなものは耐えるしかないのかもしれません。
でも楽しかったと思える思い出もいくつかはありますよ。今でも昔のことふと思い出します。本当にくだらないことばかりしていました。周りに迷惑もかけました。友達のチャックのペンケース分解したり掃除箱に投げ入れたりしてたのがなつかしいです。
いろいろあったからこその今があると思います。
もちろん大学生になってからも色々ありました。
だから自分を責めないで、逃げたって、ほかの道を選んだっていいんじゃないって思春期の悩んでいる自分に言ってあげたいです。
今もいろいろ悩んでいますけどね(笑)。悩みは尽きないものです。悩みの量は今のほうが多いかもしれませんね。
でもクソガキだった中学生時代を振り返ると今は多少大人になったと思います。
大人は大人で大変なんだけどなあ。
出会いも別れもいろいろあっていいんですよ。執着してしまうことが私の悪い癖です。今を頑張って変えようだなんて思わないけど変えれるところがあるのならちょっと勇気を出してみようと思います。