はじめに
小さい頃は、漫画家、詩人、作家など、かく(描く・書く)人になりたかった。
しかし、自分の中には強く訴えたいことはなく、周りの反応をうかがい、その反応次第で表現することをやめたりもした。
表現することをやめると、周りの反応を気にしていちいち悩むことが減って楽になった分、自分がどういう人間なのかわからなくなっていった気がする。
そのまま大人になり、今では随分と内向的な人間になってしまった。
ここでは、日々の営みとなっている人の話をきく経験から自分が大事に思っていることや気づいたことのうち、言葉にできそうなものを綴ってみることにする。