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友達が書いた映画感想文が面白くていつか文体パクろうと思っていたのだが 【単色日誌 250125】

友達が書いた映画感想文が面白くていつか文体パクろうと思っていたのだが(思うなよ)、昨日見た吉田大八監督作『敵』がパクるにはうってつけの内容だったので、友達にその旨伝えて承諾もらって堂々とパクった。パスティーシュやオマージュと言えるような代物では無い、ただのパクりなんだけど、てかだったらパスティーシュって何なの?って話だけど、戯れで書いたパクり文でも学ぶことが見つかるから面白いな。

吉田大八監督『敵』

中学で写真撮り始めた時もまずはパクりからで、写真はもちろん写真以外の絵画や彫刻からもパクり、何なら現在でも、目にする耳にする諸々からパクり続けているが、どれだけ巧妙にパクってもオリジナル通りにはならず必ず自分の手癖は滲み出てくるので、純粋なオリジネーターでは無い僕のような凡人はその手癖を「個性」と嘯いたりする。

『敵』は博多駅T・ジョイで観た。博多駅行くなら駅近の激安スーパーで買い物してきてくれと妻に言われたので、鑑賞後おつかいにいった。

他人はどうか分からないが、初めて行くスーパーマーケットが苦手だ。仕事でも観光でも初見の場所で不便感じることはほぼ無いのに、初めてのスーパーはストレスが如実に出る。

スーパーって造りはどこも似ていて、普段使いの店舗でもお初の店舗でもガワは大して変わらないけど、陳列の癖が店によって全然違うから脳が軽くバグるというか迷子感が強くなるというか。しかもなまじスーパー自体には普段から慣れ親しんでいる分、見つからない商品があっても、つい自力での探索にこだわってしまう。結局、店員さんに「ミロ、どこにあります?」と尋ね「ミロは扱って無いですね。申し訳ありません」と返答させてしまった。こちらこそ申し訳ありません。

撮影より休憩の方が長いケース、よくある。今日がそんな日で一件目撮った後の空きをどう使うか考えてたら、友達から執筆中の小説の第六章がメールで届いたので、これ幸いと休憩時間に読んだ。残り一章で終わるらしい。とりあえず初稿が上がるとこまで来て良かったなと思った。一本書き上げるのって大変よね。

アニメ版『チ。』 で、ヨレンタが「女だから」と言う理由で担当教官に論文を盗用される胸糞回を見たばかりだったせいか、もし、この小説を僕が自分の名前で発表したらどうなるのか考えた(考えるなよ)。今の時代、オリジナル原稿はタイムスタンプ付で原作者のパソコン内に存在するわけだし、紙に書いてたとしてもコピーとってるから盗用は難しいだろう。そう考えれば原本を渡すしか無かった15世紀「チ。」の時代より盗用の証明は容易なはず。「告発出来れば」の話にはなるけれど。

僕の友達は僕に小説盗まれたら告発するだろうかと考える(考えるなよ)。僕ならするだろうな、告発。信用して査読を頼んだ相手に裏切られたら、相手の返答次第では壮絶な炎上させたくなる。そう思って試しに聞いてみたら、友達の返答はこちらが想像してなかったもので「ほー」と思った。こういう答えを聞くとより一層盗用なんて出来ないと思った。

昨日今日とパクることばかり考えてるみたいで見栄えや聞こえとしては良くないけど、思考がパクりに向かってる時って経験上良いものが作れるので前向きに捉えている。明日も撮影だし。




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マスダヒロシ
インスタ( @masudahiroshi )やってます。ツイッター( @Masuda_h )もやってます。どうぞよしなに。