博多連続生首事件 バリカタ博多うどんは罪の味
博多の親不孝通りをご存じだろうか。青山のキラー通りに憧れた地方都市の若者達が、博多の街路に物騒な名前を付けて回った。殺人ストリートやピストル交差点といった名前が現れては消え、今となっては予備校が存在する親不孝通りだけが残った。単なる流行り廃りもあるだろうが、近隣住民の治安向上の努力と、不良一掃浄化作戦によるものだ。流された血は多かったが、名誉は守れた。
しかし今、博多の治安は危機に瀕している。親不孝通りのとある居酒屋前に、首のない男が倒れていた。頭が付いていれば身長190センチはあるだろう、屈強な体つきの男だ。男の顔は、近くに立つ小柄な女が持っていた。 彼女は驚きの表情を浮かべ、手の中の頭を見つめていた。まさか、本当に頭が取れるとは思っていなかったからだ。動画配信サイトで見た「あなたも簡単に頭がもげる」という動画の通りにしただけなのに。
「博多治安隊だ!」
女と野次馬に向けて、鋭い声が放たれた。
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サークルDDSMDの広報担当です。ツィッターとかご覧ください。@twelveth_moon