プラモデル製作問答④
ニッパーの基本的な使い方さえ覚えてしまえば、後は基本的に説明書を確認し、記載された手順に従って必要なパーツを切って組み立てていくだけです。
しかしどうしても刃を付けて切っていてもパーツ自体の局面から来るバリが出る事は避けられません。
気にしない人は全くスルーして何の問題も有りませんが、いざ綺麗にしたいとか今後塗ったりしたいと考える人であれば、ここで更にステップアップとしてもうひと手間の工夫を加えていくのに必要な物が紙やすりになります。
基本的な所から説明すると、鑢(やすり)とは何かを削る為に使う道具の事で一般的には刃物を研ぐための物や、木工等で木を削ったりする為の物、表面を滑らかにする為に使う紙やすりなどが有ります。
プラモデルの場合、プラモデル用として販売されている金属性の所謂「金ヤスリ」と「紙やすり」が交錯道具の中心となります。
紙やすりは所謂パーツを切った後のバリや応用テクとしての合わせ目消しといった工程で絶対に必要になってくる道具になります。
紙やすりの基本として、P~~~番というのは目の粗さを意味しています。
数値が大きいほど紙やすりに付けられている粒子が小さく(やすりの目が細かい)数値が少ないほど粒子が大きくなります(やすりの目が荒い)
プラモデル用紙やすりの場合、接着する為の表面をわざとザリザリにする為や大きなバリを一気に削る為に使う物としては400から500、普段の小さいバリを落とした利表面を鳴らす為ならば800~900、表面を滑らかに仕上げるための1200~1500位を揃えておけばいいでしょう。
使い方としては用途に応じた番目の紙やすりをカッターナイフ等で削るものの大きさや場所に合わせて切って使っていく形になります。
単なるパチ組みからのステップアップとしてのバリ取りと削りの解説は以上です。
あくまでこれは初歩的な事なので紙やすりを使ったバリ取りは表面処理は綺麗に仕上げるための最初にして一番大切な事の一つですので、じっくりと練習していきましょう。
今回は以上になります。