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【S8最終レート1902】奇襲チオンカバ

シーズン8お疲れ様でした!
S8で自分の目標であるレート1900を達成したので、構築を紹介します。
並びは↓です!

以下、構築経緯になります!

コンセプト

・相棒ポケモンのチオンジェンを強く使いたい。
・明確な役割と汎用性の両立。
 例:サーフゴーカイリューの処理ルートをチオンジェンだけではなく
   スカーフパオジアンや最速龍舞カイリューなど複数用意する。
・早期に相手のサイクルを崩壊させる。

構築経緯

①チオンジェンの『挑発』がディンルーやヘイラッシャ・クレセリアなどの搦め手に明確に強い。
②しかし、『宿り木型』はサーフゴーに弱く、カイリューの『飛行テラバ』、水ウーラオス、『草食』ヌメルゴン、あらゆる角度から飛んでくる『みがわり』が辛過ぎて環境に合ってないと感じた。

上記の理由から、『挑発』を採用しつつ上記ポケモンに抗える3ウェポンくろいメガネCSチオンジェンを軸に構築を進めた。
崩しに性能の多くを裂いた分、サイクル適正は落ちたことを悟ったので相手のサイクルを早期に破壊する構築を完成形として目指した。

奇襲性の高さ・優秀な範囲・理不尽な火力・ひるみを兼ね備えたスカーフフェアリーテラスパオジアンで初手に数的有利を取ることがコンセプトと合致してると思ったので採用。

「パオジアンに不利をとらない」「みがわりに対してケアが効きやすい」ゴツメや水テラスで受けた気になっている相手を破壊する剣舞パンチグローブの水ウーラオスを採用。

起点さえ作れれば、サフゴカイリューの並びに明確に強く有象無象を轢き殺せる最速龍舞くちばしカイリュー

次に、「特殊の高火力アタッカー」兼、「不愉快なオオニューラ対策」が必要であると感じた。チオンジェンに選出されやすい変化技を搭載した相手を縛って起点に出来る眼鏡トリックサーフゴーを採用。

最後まで迷い続けた枠、「特殊受け」「マルスケ・襷を潰せるステロ撒き」「起点作成」の要素を持つポケモンとして最初はドオーを採用していた。
しかし、連撃ウーラオスのせいで『貯水』のシェアが増えた影響か『みがわり』から起点にされた。これでは本末転倒であり『てんねん』での採用を検討したが、『サイコショック』や『地面テラバ』を役割対象のハバタクカミに撃たれようになり根本的な解決にならないと感じて解雇した。(恐らくオオニューラやヒードランのせい)
この教訓から弱点が少なく、最初の要素を満たせて尚且つ『みがわり』に強いポケモンとしてHDベースの慎重カバルドンを採用。

構築の最終系まで迷走したものの、形にはなったかと思う。

レンタル

個体紹介


チオンジェン@くろいメガネ わざわいのおふだ
テラスタイプ:みず
臆病 161(4)-×-120-147(252)-155-134(+252)
技  イカサマ あくのはどう ギガドレイン ちょうはつ

C-無振りサーフゴーをあくのはどうで37.5%で落とす。
 無振りウーラオスをギガドレインで31.25%で落とす。
S-多くのポケモンの上から挑発を打つ為、最速。
 Sを甘えがちなサーフゴー・カイリュー意識。耐久ロトムも抜ける。

相棒ポケモン。
当初は宿り木を採用していたが、環境的に大きく逆風であると感じ自分には運用が難しいと感じたので型を変更して採用。
先駆者によって開拓された、くろいメガネ型を自分なりにアレンジした。
サーフゴーのゴールドラッシュ、パオジアンのつららおとしに対抗する為に水テラス。
『挑発』は多くのポケモンの展開を封じ、遂行速度がネックのチオンジェン自体とも噛み合いが良かった。ディンルーのステロを封じることで後ろのカイリュー・パオジアンを動きやすくしてくれる。
『あくのはどう』はサーフゴー意識だが、瞑想クレセやゴーストテラスキョジオ―ンに対しても打点となった。
『イカサマ』に関しては、ほぼ対カイリュー専用技。くろいメガネを持たせることでリーチを大きく伸ばし扱いやすかった。
草食が発動したチョッキヌメルゴンに対しても優秀な打点になる。
『ギガドレイン』は採用を迷ったが、ディンルーやヘイラッシャに対する打点として優秀で、環境も水テラスに寄っていたので思わぬ相手に刺さる。
終盤にウォッシュロトムに3回ほど当たったが、トリックされてもあまり痛くないこのチオンジェンにとってはカモだった。
サフゴカイリューの並びを一匹で破壊し、勝ちを量産した神ポケモン。


カバルドン@オボンのみ すなおこし
テラスタイプ:くさ
慎重 215(252)-132-145(52)-×-129(+204)-67
技  じしん あくび ステルスロック ふきとばし

HB-陽気カイリューの+1飛行テラバをオボン込み大体2耐え。
  鉢巻陽気パオジアンのつららおとしを乱数以外耐え。
HD-臆病ハバタクカミの+1ムーンフォースをオボン込み大体2耐え。
  特化サーフゴーの眼鏡ゴールドラッシュを確定耐え。

採用を最も悩んだポケモン。
地面枠のポケモンはディンルー、ランドロス、ガチグマ、ガブリアス、ドオーと激戦区で、大きく離されて47位にカバルドンとなっていた。
このポケモンを採用するに至った経緯は構築経緯に記載した通り、パーティーのサイクルを成立させてくれた立役者であったことは間違いない。
砂+『ステルスロック』のマルスケと襷潰し、『あくび』による起点作成、『ふきとばし』で起点回避を全て両立させることは明確にこのポケモンにしか出来ないことだった。特にハバタクカミに繰り出すことが多く、地味なAの高さで『痛み分け』が間に合わないダメージを出してくれるのも頼もしかった。
無駄な弱点を持たず、数値で受ける姿は歴戦の猛者。少なくとも本パーティーの地面枠ではお前がNo.1だ。

パオジアン@こだわりスカーフ わざわいのつるぎ
テラスタイプ:フェアリー
意地 157(12)-189(252)-116(124)-×-86(4)-170(116)
技  つららおとし かみくだく せいなるつるぎ テラバースト

A-特化
HB-特化カイリューの嘴飛行テラバースト確定耐え
S-最速ガブリアス抜き
参考元

S5最終3位のうわっきー氏のスカーフパオジアンを参考とした。
パオジアンミラーとウーラオスを意識して、フェアリーテラスに変更。
本構築がフェアリータイプを不採用としているので、フェアリー技が一貫する選出がされる事も多かった。この構築内で間違いなく最もテラスを切ったポケモン。
初手に出されるポケモンに対して抜群を取り、凄まじい火力で一体葬りこちらの数的有利を確保することが主な役割。
例え相手が襷を発動させて仕損じたとしても、カバルドンの砂によってケアが効いているのがミソ。
龍舞カイリューの神速も耐久振りのおかげで耐えてくれるので、ストッパーとしての役割も遂行できる。
疲弊したサイクルに対してのスイーパー的役割も兼任し、『つららおとし』によるワンチャン性能も有している。
「こだわりスカーフ」の採用率は5%前後なので、秘匿性も高く奇襲性能の高さも魅力の一端を担っていた。
ハッサムのバレパンが元タイプと一貫しているのだけは注意。
『せいなるつるぎ』は諸説あったが、ノーマルテラスカイリューを処すために必要なので外せなかった。
テラスと相まってかなりの不健全ポケモンだが、使ってて楽しいのでオススメ。


ウーラオス@パンチグローブ ふかしのこぶし
テラスタイプ:みず
意地 175-200(+252)-121(+4)-×-80-149(+252)
技  すいりゅうれんだ インファイト アクアジェット つるぎのまい

A-最強なので特化
S-よくわからんので準速

本構築の貴重な新環境要素だが、書くことが群を抜いて無い。
身代わりを貫通出来るアタッカーを探していたところ白羽の矢が立った。
最初は電気テラス襷だったが、水テラス+ゴツメ(静電気・炎の体)に止められるのは不快指数が高かったので、パンチグローブの水テラスで採用。
カバルドンやサーフゴーによって起点を作り、剣舞水テラス『すいりゅうれんだ』をすれば中途半端な耐久で受けにくるポケモンは簡単に崩せる
ので、本構築のコンセプトにも合っていた。
何かと世間を騒がせたポケモンだったが、最速ゴツメサンダーの気持ちを考えるとパンチグローブは強かったと言っても怒られないだろう。(使用率も50%超えてたし)
来期はもっと考察が深まりそうなポケモンだから触っておいて損はない。

カイリュー@するどいくちばし マルチスケイル
テラスタイプ:ひこう
陽気 167(4)-186(252)-115-×-120-145(+252)
技  テラバースト しんそく じしん りゅうのまい

A-火力がギリギリなのでブッパ
S-ミラー意識の最速。準速スカーフサーフゴーを舞って抜ける。

調整もクソもないASブッパのカイリュー。
テラス環境において最強のポケモンだと思う。カイリューミラーやスカーフサーフゴーに無理矢理切り返されるのが不愉快だったので最速。
陽気のせいで火力が微妙に足りないのは「するどいくちばし」を持たせることで解消。小賢しいゴーストテラスを上から叩き潰すのが一番楽しい。

前述のカバルドンとの相性が一見悪そうだが、元よりサイクルする気はあんま無いので、死に出しから出せば問題なし。『羽休め』も不要と判断した。カバが相手のマルスケを砂で消してくれるので、ミラーでの勝率の高さは異常だった。禁止伝説解禁されても一生環境にいそう。


サーフゴー@こだわりメガネ おうごんのからだ
テラスタイプ:はがね
控えめ 171(68)-×-116(4)-191(+164)-114(20)-136(252)
技   ゴールドラッシュ シャドーボール 10まんボルト トリック

HD-臆病眼鏡テツノツツミのハイドロポンプを最高乱数以外耐え。
C-余り全部
S-準速(最速ガッサ抜き)

コイツはいつまで環境におる?
強力な地面ポケモンが解禁され、ヒードランが闊歩する現環境で使用率5位は完全にやってる。
冗談はここまでと言いたい所ですが、強さは冗談でもなんでもない。
相手の変化技に合わせて投げて、適当に技を押すだけで受けが成立しない事も多々ある。
耐久振りも考えたが、サイクルを早期に崩壊させる為にCSベース。
しかし、眼鏡ツツミがパーティー単位で重い事に気付いたので、対面勝てるように耐久を調整した。
このポケモンがいなかったらオオニューラが死ぬほど重いので、替えが効かない存在だった。
チオンジェンを使っていて苦しんだポケモンの一体であるが故に、コイツの強さも理解しているがやはり理不尽な強さを感じざるを得ない。

選出

チオンジェン・カバルドン・パオジアンorウーラオス

先発は展開を阻害するチオンジェンorテンポが取れるパオジアン。

サーフゴーはツツミ、オオニューラ、ヘイラッシャ、毒びし展開に選出。
カイリューはウーラオスが通せない時やサーフゴーと合わせて制圧出来そうな時に選出。

カバルドンは先発では出さないです。

重いポケモン

水テラスカイリュー

→電磁波エアスラッシュを使うタイプ。最終日に一度だけ当たった。
 来ると解っていれば勝てるポケモンだが不意に来たら無理。


ゴーストテラスオオニューラ

 →フェイタルクローで無茶苦茶してくるポケモン。 
  素直にアクロバットなら何も問題ないが、シャドークロ―がきつい。


スカーフマスカ―ニャ

 →パオジアンが抜かれる上に、後ろのポケモンも受け辛い。
  下手に引いて襷だったら最悪。


眼鏡テツノツツミ

→受かんない。重い。

結果

TNましぴ 最終1139位 レート1902

まとめ&対戦動画

目標レート1900の達成が出来たので、初めて記事を書かせて貰いました。
このパーティが完成したのも、ランクマ終盤に差し掛かってだったので本シーズンは本当に苦しくも成長出来た時間であったと思います。
それゆえに、もう少し時間が有ればもっと良い構築・成績を残せたと考えており、まだまだ成長余地を感じるシーズンでもありました。

また、個人的には目標達成したことで嬉しい気持ちで一杯ですが、素人の初構築記事とかギリ読まれないくらいの代物だと考えています。
(※1900は普通に凄いし、記事は誰が書いても良い物です)

恐らくロト〇ータルに乗せれば底辺だと思うので、構築記事界の底辺としても心機一転頑張っていきたいですね。

この度、youtubeチャンネルを新設しましたので宣伝させていただきます。
今回、実際に使用した構築の動画を今後アップしていきたいと思います。

本構築の実際の動き、勝ち方なんかを載せてます。是非レンタルパーティーも使ってみてください。
最後に、ここまで長文を読んでいただき本当にありがとうございました。
では、また。

https://twitter.com/Mashpi_6


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