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PureData For Ambient Music v009

真城亜@omispduser です。以前から実装しては改良している、アンビエント音楽のためのPdパッチを配布します。

使い方

パッチ全体図
  1. LoadingWavFileで加工させるwavファイルを選択する(signed 16bit PCM 2chのwavファイルのみ動作確認済み)

  2. Play/Stopで再生を開始または終了する

  3. FeedbackDepthでは、グラニュラーシンセのFeedback量を決定する。

  4. WindowSize(LoopFreq)とPitchCTRLをそれぞれ設定する。PitchCTRLがWindowSizeより小さいと低い音になり、大きいと高い音になる。

  5. Cutoff Freqでローパスフィルターのカットオフ周波数を決定する。

  6. InputGain(dB), OutputGain(dB)はそれぞれ、FDN Reverbに対する入出力の量を決定する。


Subpatch "DelayLineGranularSynthesis"


subpatch "FDNReverb"


subpatch"delay"

解説

本プログラムは、DelayLineベースのGranularSynthesis (AM Pitch Shifter)及び Householder Feedback Matrixを2系統用いたFDN Reverbによって構成されている。

動作環境

Windows 11 64Bit
PureData vanilla 64bit Windows 0.53-1

ダウンロード

Chromeの場合、Ctrl+Jキーでダウンロード履歴が見られるので、そこから継続すればダウンロードできます。

Update v009b

元信号の音量を調整するパラメーターの追加及び、Feedback量を見直し。

Update v009c

Add PhaseShifter with Feedback Delay
Fixed FDN Reverb's Feedback parameters

Update v009d3

v009c Alternativeのパラメーターを反映
FDNReverbの処理で、信号同士の乗算を組み込み(pow~ 4と同等)。
Reverb Time(msec)機能が含まれていなかったので、一応入れました。

参考文献

美山千香士 PureData チュートリアル&リファレンス
Julius O. Smith Ⅲ  "Physical Audio Signal Processing" "Householder Feedback Matrix" (https://ccrma.stanford.edu/~jos/pasp/Householder_Feedback_Matrix.html
Yusuie ao / Fendoap (@seitokisoukari)さんのFDN Reverb Patch(https://twitter.com/seitokisoukari/status/1600849333221756928?s=20

更新履歴

2023/03/31 19:34 新規作成
2023/04/01 9:23 更新(ファイル追加)
2023/04/03 20:15 更新(ファイル追加)


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