『パレードを待ちながら』終演いたしました。
中野はテアトルBONBONにて、2022年9月21日(水)-25日(日)の間上演しておりました、演劇企画イロトリドリノハナvol.4『パレードを待ちながら』
Aキャスト4ステージ・Bキャスト4ステージの計8ステージが無事終演いたしました。
改めまして、ご来場いただきました皆様、応援してくださった皆様。
今回の舞台のため、お力を貸してくださった皆様、音響・照明スタッフ様、あの素敵な舞台セットを作り上げてくださったスタッフ様、制作スタッフ様、そしてこの私とともに舞台で生きてくれた共演者のみんな。
本当に、本当にありがとうございました。
今回お話をいただいたとき『明日-1945年8月8日・長崎-』でお世話になった知香さんからのお話だし、共演者も明日メンバーだし、ということで二つ返事でお願いしますと答えました。
しかし、家に帰って台本を読み、そのセリフの多さに唖然としました。
2時間のお芝居の出演はこれまでにもあったので台本の分厚さにびっくりすることはなかったんですけどね。
登場人物は今回の倍はいたということを失念してました。
女5人。5人で2時間ですもんね。
あの衝撃はすごかったです。
台本をいただいた当時、私は令和座『UNDER GROUND PARTY』の東京公演を終えたところで、『雨の夢のあとに』の顔合わせもまだだったように思います。
そこからダンスの先生に基礎を教えてもらったり、歌の稽古が始まったりしてなんだかんだ5月には今回の稽古が始まっていました。
『雨と夢のあとに』も終わり、ようやく顔合わせ。そうこうしている間に令和座『宗教研究クラブ』の稽古が始まり、WSのシーン発表なんていうものもあって、一時期台本を3冊持ってる瞬間がありまして、本当にハードな夏でございました。
今回の芝居には歌やダンスがあったわけですが、これまでやってきたわけでもなく、専門学校で習った程度だったし(ライブは一度やらせてもらったとは言え、あれは完全に独学だったので)舞台上で、役として歌ったり踊ったりするなんてできるのか不安でした。
正直不安ばかりでした。
イーヴめっちゃ喋るし。一人の長セリフは少ないからって思ってたら普通によく喋ってた。
私とイーヴはとてもよく似ているし、全く正反対でした。
似てるところはお喋りなところ。喋ってるうちに自分の中でどんどん話が飛躍していってしまうところ。
どんくさいところ。
あとは似てないかもなあ。
イーヴはとても優しくて、眩しい子でした。
イーヴがそんなに言うならとインターメッツォ(日本語タイトルでは『別離』と言います)を観て、レスリー・ハワードのかっこよさに納得したり、私自身もリタ・ヘイワースに憧れて髪の毛染めたり楽しい日々を過ごしました。
今回、小道具も色々作らせていただきました。
慰問袋に入れるクッキーと、ジャネット様のサンドウィッチポスターのデザイン(といっても、あの美味しそうなサンドウィッチの絵を描いてくださった方は別にいらっしゃって、私は配置して背景の色つけたくらいです)、マーガレットの花輪。
たくさん作らせていただきました。
自分の作りたい気持ちを応援してくださって、任せてくださって、褒めてくださって本当に嬉しかったです。
ジャネット様とのマンツーマンでのお歌の練習シーンや、防空訓練のシーンでは本当に自由にやらせてもらって。本当に楽しかったです。
本当に今回は毎回いろんなことがあったけれど、この人たちならきっと大丈夫、なんて信頼感があったからこそ怖くなかったし、毎回本当に楽しく過ごすことができました。(緊張とはまた別)
今回の公演を通して見つけた、自分の可能性だとか、これからの課題だとかをこれから分析してクリアしていくわけですが、
今私の出せる全部がでた公演だったなと思っています。
このnote、書き始めたの千秋楽の翌日でした。
いい加減終わらないとね。
(更に時が経ちまして、終演から2週間が経過いたしました。幸いにも出演者、スタッフ、ご観劇いただいた方々からの体調不良のご連絡もなく、無事に幕を閉じられることをここに残しておきます。)
改めまして、本当にありがとうございました!
大好きがたくさん詰まった現場、舞台、最高でございました。
また、舞台の上でお会いできることを祈って、これからも精進して参ります。
イーヴ役 ましろうみ