見出し画像

1.BLWとは?

今回の内容は「BLWとは何?」です。
動画でスライドに沿ってお話しし、最後に実際のBLW動画を流しています。
BLW動画でお皿を使用していますが、初期はお皿は使わず、食材をテーブルに直におきます。


https://www.youtube.com/watch?v=sfMUWPy9E34

<動画の内容>
Baby Led Weaning、直訳すると赤ちゃん主導の離乳です。

2010年頃にイギリスで誕生し、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドではポピュラーな離乳食法です。
スプーンで親が食べさせるのではなく、子供が自分で食べ進めていきます。

子供が食べやすいよう食材は固形で与えます。
離乳食を始める6ヶ月頃の赤ちゃんは自分の意思で手を開くことができません。
そのため手からはみ出るサイズの食材を与えます。

固形を与える・手づかみ食べ=BLWではありません。
ピューレ状のものでも食具を使っても子供が主体であればBLWと言えます。
スプーンを使用する場合は、食材を乗せてテーブルに置く、親が持って待機するようにし、口へ運ぶことはしません。
食具のトレーニングは必要ありませんが、子供が興味を示せば与えます。
たとえ食具をおもちゃにしても取り上げないようにしてください。


従来の離乳食法を否定するものではなく、あくまで離乳食の選択肢だと思っています。
親と赤ちゃんに合う方法を選択してください。

現在、母乳育児は「子供が欲しがるままにあげる」が主流になっています。
この離乳食法もその考えからスタートしています。
寝返り、ハイハイ、立つ、歩く、は子供主導で、「今日からハイハイしてね」と始めるものではありません。
離乳食だけが親主導で進められることへの疑問から、この離乳食が生まれたそうです。

食卓に子供を座らせて食材を取り分けるところから始めます。
子供が手に取って食べるようになった時が離乳食のスタートになります。
親が食材を提供した時期と、子供が食べ始める時期は必ずしも一致しません。

最初は触りもしない子もいれば、握るだけ、舐めるだけが一般的です。
食べないからと言って口に食べ物を運ぶことはしません。
フルーツしか食べない、数口しか食べない、遊びながらで食が全く進まない、そんな状況でも親は手を出しません。
食べるための離乳食ではなく、学ぶための離乳食と考ます。
味や触感だけでなく、見た目や手触り、匂いから赤ちゃんはたくさんのことを学べます。
子供が飽きたら食事終了で、残りの食材を食べさせようとはしません。

まとめると、BLWでは
・離乳食開始
・食べる順番
・食べる量
・食べるペース
・食事終了のタイミング 
全てが赤ちゃん任せになります。

※最後に息子が7か月の時のBLW動画を流しています。