2.従来法とBLWの違い
今回は従来の離乳食とBLWとの違いについてです。
①BLWでは赤ちゃんは初めから手づかみ食べをします。
従来の離乳食のように大人がスプーンで食べさせることはしません。
食べる量や順番、ペースも完全に赤ちゃん任せ。
食べなくてもかまいませんし、食べ物で遊ぶのも大歓迎です。
②ピューレ状ではなく、赤ちゃんが手で持ちやすい形の固形物を与えます。
軟らかくゆでた野菜や果物から始めるケースが多いですが、
基本的に何をあげてもかまいません。
・窒息の危険性がある食べ物に気を付けること
・塩や砂糖をごく控えめにすること
・肉魚にはしっかり火を通すこと
・ハチミツをあたえないこと
以上のことには気を付けましょう。
③離乳食開始のタイミングは赤ちゃんが決めます。
BLWを開始しても、最初は口に入れることはほとんどありません。
食べないからと親が食べるよう促すことはせず、
赤ちゃんが自分の意思で食べるようになるのを待ちましょう。
赤ちゃん自身がそれを食べ物だと気づき、
自分の意思で初めての食事をする過程は貴重な学びになります。
従来の離乳食では、赤ちゃんの焦点は親になります。
赤ちゃんは、いつスプーンが来るかな、次はどんな食べ物が運ばれてくるかな、と考えます。
このようにコミュニケーションを取りながらの離乳食になると思います。
対してBLWでは赤ちゃんの焦点は食材になります。
どれを食べようかな、どうやって食べようかな、と考えます。
食材そのものと向き合い、色・形・匂いを学び、そして食べ方・味・食感を学んでいきます。