食べ過ぎても溜め込まない体
産後ダイエットを始めて早3ヶ月、見た目には劇的な変化は見られないものの、減った体重はきちんと維持できているので我ながら上出来である。
毎日の食事を記録することがすっかり習慣になり、摂取カロリーの上限を超えないための献立作りも少しは楽しいと思えるようになり、授乳期よりも少ない食事量にも慣れて以前より早く満腹感を得られるような胃袋になった。
この3ヶ月で減ったのは2kg程度だが、これから健康的に痩せていくための礎が出来たというのが重要な点なのだ。
私は専業主婦で幼稚園児と1歳児を抱える身であるため、そこまで行動範囲は広くない。いや、似た境遇でも子を連れて色々とお出掛け出来る人はいる。私の場合はこれに加えて在宅夫の昼食まで気に掛けなければならないため、昼の12時を跨ぐ外出など気軽に出来ないのである。
それ故に私の世界はほぼ自宅~幼稚園~最寄りのスーパーの三角形の中に収まっている。
あすけんに運動などの消費分を入力し始めて、毎日の家事も案外カロリーを消費しているものだなと気づいてからは、以前よりも積極的に家事をこなせるようになった。
夫が本気を出していた頃に、家事も運動だと言って進んでやっていた気持ちがよくわかる。(※今はやらない)
朝は特に色んな家事を一気に回すので忙しい。家族の朝食と後片付け、洗濯物を干して息子の登園準備、ゴミ出し、ドタバタしながら息子を幼稚園に送るという流れ。しかし、ダイエットをしている身で「これも運動だ!」と思うと頑張れるし、「カロリー消費チャンス!」と頭の中で唱えると家事にノータッチとなりつつある夫への苛立ちがスッと治まるのだ。
カロリー消費チャンスは全て私のものだ!ふははは!
魔王っぽく(心の中で)高笑いすれば気分も上がる。
狭い範囲で生活する私は歩数での消費量が上がらない分、家の中でがむしゃらに家事をすることでカロリー消費の目標値に達している。
産後ダイエットを始める前と後で一番変わったのは、食後すぐに動けるようになったことだ。
お腹がいっぱいになると、お茶を飲みながらついダラダラしがちである。
ここでエイヤッと立ち上がり、食べた後の食器を下げてとっとと洗い物を済ませてしまうのだ。
食後の行動が変わり、気づいたことがある。
それは、「ちょっと食べ過ぎたかな」という日でも体重に変化がないという、実に喜ばしいことである。
個人的な印象だが、食べた後にすぐ家事などで動くことで、食べた分が体に定着するのを防いでいるのではないかと思われる。
満腹でゴロンと横になりたい気持ちはあるが、家事を運動と捉えていると不思議と動けるものだ。
それに気づいてからというもの、食後の夫の行動が今までよりも目につくようになってしまった。
特にお酒を飲むといつまでもゆっくり座っているので、高カロリーなおつまみが夫の腹回りに吸収されていく様子が幻のようにうっすら見えそうである。
お酒を飲むと動きが悪くなるのは私にも身に覚えがあるので、娘が卒乳した今もほとんど飲酒をしていない。
スッキリ痩せてから好きな焼酎でも買いに行こうかな、というのが先々の楽しみなのだ。
動くことが億劫でなくなったのは、ダイエットをしているという意識のお陰もあるが、産後の怠さがだんだん抜けてきたのもあるかと思う。
落ちた体力も戻ってきたので、これからも積極的に動き回ってカロリー消費に繋げていきたい。
夫のことは、今しばらくぬるい目で見守っていくことにする。
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